校務DX化チェックリストについて
令和5年12月27日に文部科学省から「GIGAスクール構想の下での校務 DX化チェックリスト」に基づく自己点検結果の報告について」が公表されました。
この調査、特別支援学校は小中学部が対象ですが、情報主任から相談があったため、高等部所属の自分も知っていました。
質問項目を見せてもらったとき、感じたことが2つありました。
1 「つまり「やれ」っていうことだよなぁ。」
こういう質問項目を見ていると、
「なんでやってないの?。早くやれよ。」
という圧を感じます。
実際、鑑文でも推進しろと書いてありますし。
情報主任に、
「この質問項目見てどう思いましたか?。」
と聞いていました。
同じように感じたようでした。
進めるのは既定路線か。
2 「どうやって進めるかなぁ。」
実を言うと、質問にある項目自体は技術的には可能なものが多いです。
Google Workspaceを使えば、かなりのことができます。
県教委で制限をかけていて使えない機能もありますが、今回の質問項目ではごく一部です。
「こうすればできそうだな。」という技術的解決は、そこそこGoogle Workspaceを使っている先生なら思いつくと思います。
クオリティはともかく・・・。
そして、時間がない中、プロトタイプを作ることはできます。
でも、その先が難しい・・・。
情報部以外の分掌と調整をしなくてはいけません。
ICTに関する知識・技能とは違う技能が必要になってきます。
コロナ禍のオンライン授業や、一人1台端末の導入についての事例を見ていると、ほとんどの学校が管理職を含めた各部横断的な特設委員会やプロジェクトチームを作っています。
うちの学校ではそのような組織を作っていません。
情報部:端末やネットワークの管理
教務部:端末購入や保護者宛て文書
研修部:研修(情報部に要請)
生徒指導部:情報モラル教育
のように、各部バラバラに動いてきました。
でも、校務DXに関してはそうはいかないかなと思います。
そのようなものを運営する校内での政治力や調整力が必要になってきます。
組織マネジメント、自分が苦手なものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?