見出し画像

情報主任の仕事:トイレ掃除

うちの学校のトイレ掃除は担任以外の教師でやっています。
担任は個別の教育支援計画や個別の指導計画の作成、保護者対応などで負担が大きいから、という理由になっています。
担任より忙しいんじゃないかと思う進路指導主事もトイレ掃除に当たっています。
当然情報主任もトイレ掃除をします。

私も担任をやっている時はトイレ掃除に当たっていませんでした。
生徒によっては床や壁を触ってしまうので、壁のタイルが触った後が残るほど汚れているのを見ると、
「特別支援学校なのにこの掃除の仕方はいかがなものか。掃除担当誰だよ。」
とイラついていました。
自分がトイレ掃除に当たったことで、今まで気になっていた便座のすき間や壁のタイルもふき取ると、トイレが明るくなりました。
誰にも褒められない仕事ですが、自己満足しています。
あとは床をクレンザーで磨けば、もっと明るくなるなぁと思っています。

有名な野球の選手がトイレ掃除を熱心にやっていたという話を複数聞いたことがあります。
また、新人に素手でトイレ掃除をやらせていた企業がネットで炎上したのを見たことがあります。
トイレ掃除に精神的な訓練という意味合いを求める人はいるようですね。

でも、トイレ掃除は教師の仕事なのでしょうか?。

ある日、トイレ掃除をしていると、
「あの~、季和先生・・・」
話しかけてきたのは、ICT支援員さんでした。
情報主任がゴム手袋と便器ブラシを持ちながらICT支援員さんに指示を出している、という滑稽な状態になっていました。
また、機器のトラブルの対応を頼みに来た先生がいましたが、トイレ掃除は決められた仕事なので話しかけにくそうでした。

そもそもトイレ掃除に教員免許は必要ありません。
トイレ掃除をしながらも、
「この時間を授業準備に充てたいなぁ。」
「あの書類、今日中に発議しないといけないんだけどなぁ。」
「放課後で生徒がいないから、〇〇先生に情報の仕事を教えたいんだけどなぁ。」
などと考えています。
教員に優先してやらせる仕事があると思います。

トイレ掃除は自分が一番外注してほしいと思っている仕事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?