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投資の素人がイギリスで仮想通貨取引を始めた理由。

「株も、仮想通貨も一度も取引したことがない」という私が、ついに、仮想通貨取引に手を出してみた。ちなみにギャンブル経験もほぼ無しだ。大丈夫か?!
日本の80年台後半のバブルの崩壊っぷりをまだ若かりし時に見ていた私にとって、バブル崩壊の光景はおぞましく、300万の株券が紙切れになるような株取引の投資はしてはならないと、その時に心に誓ったものだった。
そして、仮想通貨は、単なるデータであり、ギャンブルでもあると分かっている上で、毒リンゴをかじってみようと思いました〔美味しいかもしれないし〕。

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さて、英国は世界的な金融市場の1つだが、仮想通貨マーケットはというと、少し出遅れた感がある。
そもそも、イギリスの金融ルールを作っているFCAは、仮想通貨の普及に全く積極的ではない。それもそのはず、「英国ポンド£」はかつては世界の基軸通貨・覇者であり、そのポンドで世界中から何でも買えた時代があった。そのポジションは徐々に後退していき、「ユーロ€」が出てきたら、あっけなく抜かれた。
「英国ポンド£」の威厳と価値を保つために必死になっているイギリスが、法定通貨を揺るがしかねない仮想通貨に対して、積極的になれないのも無理はない。

仮想通貨の取引所が世界中でポコポコと出てきた頃に、FCAの規制により、イギリス内の主要銀行は、早々に「取引所からの仮想通貨」の出入金もNGにした。つまり、ビットコインを持っていても英国内では使えないという事がずっと続いていた。

そんな英国でも、今年21年辺りから、ようやく「機は熟した」感が出てきたのではないかな?  そう思う理由は以下。

◎英ポンドの出入金OK: 世界一の取引量があり、技術面や信用面でも唯一(?)安心できそうなバイナンス社(Binance)は、21年2月から英国ポンドで出入金の取り扱いを始めた。
→→英国銀行口座からバイナンス口座に入金する場合→送金手数料はゼロです。出金は1.5ポンド。安いね。実際に入金してみたが、24時間7Days、あっという間に反映された。ちなみにBinanceでは今のところ、Euroの金融機関からの出入金はどちらも手数料掛かり、日本円の出入金は不可。

◎英国への国際送金に使用: 仮想通貨取引所経由で、英国内の銀行口座にポンドが出入金できるようになったということは、国際送金の手段としても使えるようになったということ。取引所にもよるでしょうが、送金に掛かる諸経費は銀行等で国際送金するよりも、ずっと安くなるのでは?(多分)これは仮想通貨取引が出てきた頃のメリットとしてもずいぶん前から言われていたことですが、英国に在住する日本人にとっても朗報かも。

◎イギリス国内のWeb決算取引として一番多く使われているPaypalでも、2021年から英国内で仮想通貨を使っての決済が始まる予定。つまり、英国内の仮想通貨の使い道が大きく広がるでしょう。

◎国際的なサービスの決済方法として: 英国外の取引相手から「仮想通貨で決済できますか?」と聞かれました。「仮想通貨は取り扱っておりません」と答えてしまったが、機会喪失に繋がりかねないので、近い将来、仮想通貨での決済や、取引所の仕組みを知る必要があるでしょう。

◎仮想通貨の固定価格: 仮想通貨のレートは上下しやすい。急激に下がるリスクの対策として、テザー(USDT)というステーブルな仮想通貨ができたので、これに替えておけば安心。仮想通貨の1USDTは=1ドル(USD)と同等価値になるようにレートが固定されている。つまり、前とは異なり、仮想通貨を保持したり、送金している間に価値が下がるリスクを、仕組み上、回避できるようになった。(将来永劫、本当にステーブルか分からないけど)

◎そして、最大の私的要因: お金、欲しいですw
大手上場企業や投資会社のプロフェッショナルが仮想取引市場に殺到し始めたということは市場が熟し始めたということ。彼らは莫大な資金を市場にもたらすが、一方でAIアルゴリズムを使って取引もするから、そのプログラムが完成すると、素人は肥しになり、勝てなくなるでしょう…だから、その前にちょっとお金を増やせたらいいな…(希望)

「注意」英FCAは今(21年)のところ、イギリスの個人投資家は暗号資産の取引はOK、ただし個人は暗号資産デリバティブ取引NG(リスクがでかすぎるから)という立場です。
FCAはマネロン対策&脱税対策に力を入れているので、英国の在住者は取引所のアカウントに入金する際に、ID写真の提出を求められました。

果たして、投資の素人が手を出したら、資金が増えるのか減るのか!!

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