見出し画像

自立した学び手を育てる!

GIGAスクール構想に伴い、端末が配備され、活用が進んでいます。
一方、「使うこと」が促され、使うこと自体が目的になってしまうことが問題視されることも少なくありません。
「じゃあ一体、どうすりゃいいんだ!」という現場の先生の声も聞くことがあります。
これに関して、「義務教育の在り方ワーキンググループ(第5回)における東北大学の堀田委員の発言が印象に残りました。

【堀田委員(東北大学)】
これから情報化が進むから、ICTを使わなきゃいけないみたいな、これはそういう単純な話では全然ないと思うんです。これからは、生涯学び続けるような基盤となる、そういう資質・能力を育むということが要求されていて、だから学びに向かう力が重要だということになっていて、子供たち自身が自ら自立して学ぶように育てていくんだということが私たちのやらなきゃいけないことで、そのために授業を変えていくか、学校経営をどのようにしていくか、どのようにカリキュラムマネジメントしていくかということが今、問われている(後略)

義務教育の在り方ワーキンググループ(第5回)議事録

国の牽引役としてICT活用を進められておられる堀田教授が、「学びに向かう力が重要」「自ら自立して学ぶように育てていくんだ」と言われているからこそ、本質はここにあるんだと強く思いました。

コロナによる臨時休校があった時、子供たちに自ら学ぶ力をつけることができていたかが問われました。今、改めてその点を見直し、自立した学び手を育てていく視点を大事にしたいと思いました。

義務教育の在り方ワーキンググループ(第5回)議事録:文部科学省 (mext.go.jp)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?