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『余市くるくるナイト』に参加してみた!

「余市くるくるナイト」のフライヤー。
いつからチラシのことをフライヤーと呼ぶようになったのだろう。

『余市くるくるナイト』に参加してみた!

日時:4月29日(土) 18〜21時
チケット: 6,000円(ワイン12種+席予約/税込)
《参加飲食店》
LOOP(予約はLOOPのお電話にて承ります)
かくと徳島屋(料理:8,000円別途)
がんがら(料理は別途お好きなものを注文)
ヨイッチーニ(料理:3,000円別途)※
Y’n(料理:2,000円別途)
Qunpue(料理:3,000円別途)
※ヨイッチーニは駅前の骨董遊具貸喫茶yaoyoroZ(余市町黒川町3丁目40)にて出店します。
余市駅から徒歩2分の場所にあります。

【イベント概要】
駅前にある6店舗で、12ワイナリーのニューリリースフラグシップワインが楽しめ、生産者にも会えるイベントです。総席数わずか83の超プレミアムなイベント。

■開催内容
ラフェトとは逆で、参加者は店に居て、生産者は2人1組で、各店にそれぞれに自分のワインの説明をしてまわる形式で行われました。
参加者は「何か聞きたいことがあれば、自由に質問して下さい!」と言われましたが、私がホントに聞きたいことを質問したら、ワイナリーを出禁になってしまうので、当たり障りのない事やワインの醸造についてなどを質問しました。
知り合いの生産者からは「なんでオマエがここに居るのだ!」や「あまり変なことは聞くなよ!」と言う顔をされました。
新しいワイナリーのこれからの動向や生産量の少ない貴重なワインが飲めて良かったです。

今回は少し雨が降っていたようなので、生産者さんは大変だったカモ🦆

私は6店舗の中で、今回は飲食店「Y’n」に参加しました。

「Y’n」でのワインリスト
この順番でワインを飲み、生産者が店に来て、ワインの説明や質問に答えてくれました。

今回、試飲できたワイン

1.【モンガク谷ワイナリー】杤 2021
2.【ドメーヌ・タカヒコ】ナナツモリ ピノ・ノワール 2021

ポテンシャルの高い【モンガク谷ワイナリー】【ドメーヌ・タカヒコ】ですが、2021ビンテージなので、いま飲むべきじゃないだろー!
最初に飲むべきじゃなく、最後に飲むべきワインだろー!
なんて事も感じました。
この2本は、やはり2.3年は置きたいよなぁ。

3.【ル・レーヴ・ワイナリー】結 2022 
4.【カーヴ・デクラ】プレフェス 2021

今回のイベントで唯一の2022ビンテージの【ル・レーヴ・ワイナリー】
発売は6月ですが、今回のために早めに瓶詰めして、持ってきてくれたとの事。
なので、まだワインが落ち着いていなかったですが、6月に発売して2、3ヶ月くらい置くと良くなるでしょう。
【カーヴ・デクラ】のプレフェス 2021は、ピノ・ノワールとシャルドネの混醸。
出蔵さんは変わったワインをつくるイメージがありますが、飲んでみるとキチンとしていますねぇ。
そう思ってるのは、私だけかもしれないが。

5.【ドメーヌ・イチ】ピノ・グリ 2021
6.【ミソノヴィンヤード】ピノ・ノワール 2021

【ドメーヌ・イチ】ピノ・グリ 2021は、オレンジワインとしての完成度が高いよなぁ。
【ドメーヌ・イチ】は、毎年良くなっている気がします。
【ミソノヴィンヤード】はナイアガラやデラウェアのワインの印象が強いですが、3、4年後には、シャルドネやアルバリーニョのワインも出す予定のようです。
両方とも美味しいですが、いま飲むよりは、やはり2、3年は置きたいワインでした。

7.【キャメルファームワイナリー】フジモトヴィンヤードPNスパークリング 2021
8.【リタファーム&ワイナリー】風のヴィンヤード ソーヴィニョン・ブラン 2021

今回のワインの中では、この2本が一番最初に飲むべきだよなぁ。
今回の中で比較的手に入りやすく、今すぐに飲んでも良いワインでした。
他のワインが、まず手に入らないからなぁ。

9.【山田堂】ヨイチ・ミュラー 2021
10.【ランセッカ】パストゥーグラン 2021

【山田堂】は生産者が熱を出されたという事で欠席。
ヨイチ・ミュラー 2021も自社じゃなく、元は三氣の辺のブドウのワインなので、評価に悩むよなぁ。
ワイン自体は悪くないです。
【ランセッカ】パストゥーグラン 2021は3分の1はツヴァイ、3分の2はピノ・ノワール。
樽香が強いのが気になるが、バランスも良く、上手につくられていますねぇ。
1、2年置いてから飲みたいです。
1本だけ購入してあるので、エジマ会に出そうかなぁ。

11.【ドメーヌ・モン】ドングリ 2021
12.【ロウブロウクラフト】ロウブロウ 2021

【ドメーヌ・モン】ドングリ 2021ですが、2021ビンテージから変わって良くなったのはなぜか?と質問したところ、醸造は変えていないが、葡萄が良くなって良くなったそうです。
でも、3、4年は置きたいよなぁ。
ドメーヌ・タカヒコの下で3年間の研修を経て、2022年10月に独立した【ロウブロウクラフト】ロウブロウ 2021は、ツヴァイ90%、ピノグリ10%。
これも上手につくられていて、新しいワイナリーですが、こらからの可能性がありそうです。

■問題点は
・参加者は楽だが、生産者の負担が大きい事だろう。
店舗ではワインの説明や質問に答えるのだが、滞在時間も25分位しかなく、6店舗を回らないといけないので、スケージュールがタイトでけっこう疲れるのではないのかなぁ。
・ワインのセレクションも2人1組で回るので、2人のうち1本は赤と白にしなければいけない。
・2021ビンテージと言う縛りがあり、コレはいま飲むべきなのか?と言うワインが多かったのが疑問点でした。
・生産者が店に来る順番で、飲まなければならないので、料理とのペアリングが難しい。
などなど。。。
あと、今回は第一回目なので、まだ知られていないけれど、人気になればチケットが入手困難になってしまいそう。
そうなれば、コアなワインラヴァーが集まって来て、殺伐としたイベントになりかねないよなぁ。
今のようなアットホームな雰囲気は無くなってしまい、気軽に飲めなくなりそうだし、むずかしいところです。
もっと規模を大きくして、店を10店舗とかにすると、生産者の移動距離も長くなり、店を回りきれなくなってしまうだろうしなぁ。

とはいえ楽しいイベントでした。
次回があれば、また参加したいですねぇ。

「Y’n」の外観。余市に来るとたいていココで飲んでます。

《参加ワイナリー》
ドメーヌ・タカヒコ
リタファーム&ワイナリー
ドメーヌ・モン
キャメルファームワイナリー
モンガク谷ワイナリー
ドメーヌ・イチ
ル・レーヴワイナリー
ランセッカ
山田堂
ミソノヴィンヤード
ロウブロウクラフト
カーヴ・デクラ

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