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スペース経済時事ドリル👩です④~雑談:新聞記事であってもタイトルに注意が必要だと思った話

※X・Twitterでスペースを開催しました。その内容をnoteでもアップします。↓ これまで3回分のスペースの記録はこちらのマガジンでどうぞ

こんにちは。経済時事ドリル管理人👩です。このサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。録音含めて聞いてくださっている方、ありがとうございます。そして記録として残しているnoteの方を読んでくださる方、こちらの方は投稿者、私が見ることのできる統計でアクセス数がわかるのですが、多くの方に読んでいただき、ありがとうございます。とても励みになります。「経済時事ドリル」のいろいろなコンテンツは、どこが皆さんのお役に立っているか、いろいろと思うところがありますが、一つ一つ工夫して更新していきたいと思います。

さて、このスペースはドリルから離れて、自由に発信しようと思っている場所と位置付けています。今日は雑談としました。授業の前に新聞記事を紹介するのは、時事を扱う授業のつかみとしては王道です。そして、ニュースの中には突っ込まないわけにはいかないものも時々出てきます。教室だったらきっとお話していただろうと思うこと。今回はそんな話です。

(noteの方で文章でまとめますので、よろしければ後ほどそちらの投稿もご覧ください。話す前に言うのも何ですが、耳で聞くよりわかりやすいかもしれません)

先日の、5月9日の日本経済新聞朝刊をご覧になったでしょうか。紙の新聞の1面タイトルはこんな感じでした。

「認知症、迫る『7人に1人』仕事・介護の両立困難なら損失9兆円」

どうでしょうか。ちょっと驚きませんか。もう一度読みます。
「7人に1人が認知症?」と思いますよね。日本の人口の7人に1人が認知症になるの?いずれそうなる可能性もあるかもしれないけれど、いつ? 

私はそんなことを、このタイトルを見て考えました。同じように思った方はいらっしゃいましたか? 人口の7人に1人が認知症なら、仕事・介護の両立などという問題では済まなそうです。なぜなら認知症と診断されなくてもその手前の予備軍の人の数は多いのですから。

見出しを簡潔にするのは大事なこと。でも省略するなら誤解されないようにして欲しいなと思います。字数に制限があり難しいですけれど。

その後、日本経済新聞電子版のX・Twitterで流れてきたポストを見ると、タイトルはこのようになっていました。私たちのX上でシェアした記事です。

「高齢者『7人に1人』が認知症 2030年、患者523万人」

これなら大丈夫ですよね。500万人は確かに多いし、それがもうほぼ5年後。予備軍も含めると、結構な数だということがわかります。両親ともとなると、子どもの数が少ない中、ケアをする人の負担が増えます。今後は未婚や単身者も増えるので、社会が大きく変わらないと対応しきれないとも思います。Xの方は、140字で誤解なく、ということで、いい感じのポストだったと思います。

そして日本経済新聞の電子版本体を見ると、タイトルはこのようになっていました。苦しい変更。やはりXの見出しのように、「高齢者の7人に1人」が誤解ない表現な気がしました。

もし、紙の新聞1面のタイトルだけを見たら、そしてそれを知識として入れてしまえば、誤った小論文になるところでした。本来、タイトルは誤解ないものをつける必要があります。新聞を読む時に、タイトルを頼りにすることは多いのですが、今回のような危険性があることを頭の隅に入れておきたいです。

新聞の1面なら、タイトルの横に書かれている「数行」も読むことで、誤解なく記事全体を把握することができます。ぜひタイトルで終わらず、内容確認のためにも、最初の数行、最初の1段落分、そこまで読んでいただきたいと思います。ネットで流れてくるニュースや記事も同様です。

そして普段から少しずつ知識を入れておけば、「7人に1人が認知症」は誤りでは?と思うことができます。試験の小論文では「問題文の読み取り」が大事なのですが、その時に、緊張した試験会場で慌てず正しく読み取るためにも、ベースの知識を積み上げておきたいと思います。

この「経済時事ドリル」では、今日までで4回ドリルを更新しました。知っていることと知らないことの区分け作業、疑問を持つ力を積み上げています。「あれ?」と思うことが勉強です。ぜひゆるりと続けていってください。

今日は新聞記事に突っ込みをしたという、雑談でした。

これで今日のスペースを終わります。経済時事ドリル管理人でした😊

※スペースの音声は、多少の言い間違いを気にした結果、削除します。noteのみで公開します。


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