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こんにちは👩 円安が進んでいます 。皆さん、円安の実感どのような時に感じていますか? 

海外旅行は行ってもいいけれど割高になります。これから大幅な円高にならないと思うなら、行ける時に行くのは大事なことです。為替は長い間で上下しているものの、長期的な方向性もありますから。お金ではなく、必要なことには支出する、という割り切りも必要かもしれません。自分に言い聞かせている感じです👩

今日は「マイナス金利」を取り上げます。これは定義を知るのが目的ではありません。日本がデフレ脱却のためにとってきた、金融緩和政策が、これ以上続けられない状況にあること、そして変化する局面にあることをおさえるのが大事です。

これまではデフレ脱却と言い続けていました。今はインフレ対策です。生産性が上がり給料が上昇しての物価の上昇は、まあ好ましいのですが、現在私たちが直面しているものは、そうとも言い切れません。中央銀行の大きな役割である「物価の安定」に、実際何が行われているのかもまとめておきたいです。

2024年1月の記事を今回は取り上げました。今日の作業はこちらで。

さらに踏み込んだ解説記事が、同じ「きょうのことば」で出ています。合わせて読んでみましょう。今年のテーマである「円安」を理解する上でも、見ておきたいです。

早速、知っている・知らない、をピックアップしてみましょう。両方の記事からでも構いません。(その分量は多くなります)

<知っている>
中央銀行(名前だけ)
インフレ

<知らない>
当座預金
金融仲介機能
金融緩和(何をするのか?目的は?)
量的緩和

デフレ脱却のために日本政府はさまざまな方策を行ってきましたが、結果として今の状態にあります。何もしていなかったらもっと困る人が出たかもしれません。そしてこの現状から何をすればいいか、人任せではなく、個人レベルでも考えていく必要があると考えます。

とはいえ試験対策としては、短く簡潔にまとめられるように、単語からつぶしていく勉強を続けておきたいです。今年は円安が経済のテーマとしてあります。今後どうなるかという円安の予想ではなく、どのような影響があるかをまとめておきたいです。予想は試験にはなりにくいです。(答えがないので)

アベノミクスで3本の矢の1本目が「大胆な金融緩和」でした。アベノミクスの金融緩和の流れを検索すると、途中で出てくるのが今回の「マイナス金利」です。金融緩和は、市中にお金を流れやすくして、人々が必要なお金を借りやすくすること、これが目的です。借りやすくなると経済が活性化し、その分仕事も増え雇用も増え、デフレからインフレに転換することを期待するのです。好循環に乗せていきます。

金利を下げると人はお金を借りやすくなります。利子の分、返すお金が少なくて済むので、必要なら借りようとなります。日本では金利はずっと下げていて、ほぼほぼゼロに近い。さらに借りやすくするために手を付けるのが、今回取り上げたマイナス金利である、この位置付けをおさえておいてください。

銀行の利子がマイナスになるとは、貯めている分コストがかかるということになります(ここでは日銀と市中銀行の関係で考えます)。だから銀行は資金を手元に置かずに貸してしまおうとなると考え、すると人々企業はますます借りやすくなる。実際はどうかは別として、これを狙った政策です。(借りてまでするかどうかは、企業経営者や個人の今後の見通しにも影響されます。給料が上がらない見通しなら、借りてまで大きな家を買わないかもしれません。業績がよくても、後継者がいないなら借りてまで投資しないかもしれません)

マイナス金利が解除されると、以前よりは利子が上がり、借りにくい人もでてくるかもしれません。ただ他の金融緩和は続いていますし、まずはゼロに戻るだけですので、まだまだしばらくは低金利のままです。日米金利差の解消とは言われますが、そもそもそんなに急には解消されないのは、皆さんが考える通りです。期待された緩和の動きがゆっくりだと、市場は反応します。そももの原因を修正しない限り為替レートが円安気味になりがちなことは想像できます。

2つ目の記事では、マイナス金利政策は異例の政策である、とはっきり解説してあります。特例で行うことですが、日本は2016年2月以降続けてきました。インフレが進むと解除するものですから、日本がなかなかインフレにふれなかったことを示します。コロナもありましたし。主要国ではどこもやめていますから、今年日本が解除したことで、異例の状況から戻ったということになります。

マイナス金利の導入で、銀行など金融機関の収益は圧迫されました。それ以外の情報化や高齢化等の理由もあって、銀行の統廃合の記事も目にすることと思います。金融は目に見えにくく、わかりにくいと避けがちですが、お金の流れは経済の中心にあります。ぜひ避けずに、知っている用語を正しく短くまとめるような勉強で、説明できることを増やすような勉強をしていきましょう。

ドリルであげた記事、ぜひ読んでみてください。

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