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■ 其の124 ■ N野皮膚科 とI内科

🔣妙に気になっていた病院がありました。
十字路の角にある三階建てのビルのN野皮膚科です。よく通る場所なのに、人の出入りを見た記憶はほとんどありませんでした。
5年ほど前です。口元にぶつぶつが出来た時、よし、これであの病院に行けるぞ!と思い、訪れることにしました。
入口を入ると、病院内は期待どおりの昭和テイストが漂っていました。
患者はわたし一人でした。
受付の人も、診療室へ招き入れる看護師さんも、ベテランの女性でした。
そこに鎮座していたお医者さんは、想定を超えるかなり高齢の男性医師でした。80代だと思います。耳が遠いというか、会話のやりとりがスムーズにいきません。看護師さんが、まるで通訳のようにわたしと医者の間に入ってコミュニケーションを取ってくれます。
と言うか、診療の流れを決めているのも看護師さんでした。
「これは、〇〇ですよね?」とその人が言うと、「うーん」と少し考えてから、それを追認する流れです。
最後は、「じゃあ、△△をしますよね?」と彼女が確信した口調で言い、そうする事が決まると、大きなハロゲンヒーターみたいな器具で遠赤外線(?)を当てて治療が終わりました。
帰る時は処方箋を渡されてから、その場ですぐ塗り薬をくれました。
いまはどうやら閉院しているようです。
「病は気から」程度に考えているわたしには、それで十分だったし、なんだかいい思い出です。

🔣ところでもう一軒、外観に惹かれる病院があります。
こじんまりした昭和の住宅のようなI内科医院。
いまホームページを見たら、予想に反していい感じの若手医師です。
2月に入り今日の時点で、12も投稿しているではありませんか。
看板には在宅医療、東洋医療という文字もあります。
なんだか興味が湧いてきました。
今度なにか体調がわるくなった時には行きたいと思います。
病気にはなりたくないけれど、ちょっと楽しみです。

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