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■ 其の251 ■ ラスボス, 温泉津温泉

温泉津温泉 / 寄り道スポット / 道の駅 

 
📘1日のあいだに二つの海を見るというのはちょっとした贅沢です。
瀬戸内海に面した広島市からは、高速に乗らなくても車で2時間半も走れば、山陰の海辺に着くことができます。
午前中に見た瀬戸内の海面はおだやかでキラキラしていたのに、山を越えて昼過ぎに見る日本海では強い波が打ち寄せていることもあります。

下が瀬戸内海  上が日本海

 
📘昨日訪れた温泉津ゆのつ温泉は、日本海のそばにあり、わたしが温泉界のラスボスだと思っている場所です。 
おやっ、と思った方がいるかもしれませんが、
温泉おんせんで、ゆのつと読みます。
なので、フル表記で「温泉津温泉」と書いてあっても誤植ではありません。

温泉街の手前には、海と漁港

 
📘ここは、ひなびた風情の湯治場とうじばで、映画「男はつらいよ」の舞台にもなりました。けっこう遠くから来る人もいて、昨日は愛知の豊橋ナンバーを見ました。

風情がある温泉街


📘わたしがラスボスと言ったのは、ここにある公衆浴場の元湯もとゆが尋常ではない熱さだからです。
浴槽が3つあり、中でも一番熱いのは48度、次に熱いのが45度ほどです。48度の湯船の壁には、初心者は2分以内にして下さいと書いてありますが、いやいや2分なんてとても無理です。
実際には、足をちょっとけただけで断念する人もいます。
ちなみに浴室には、シャワー、洗い場、水風呂などはなく、3つの湯船以外は、水が出る蛇口が並んだ手洗い場があるだけです。

手前が45度、 左上が48度、 右奥がぬるめの湯

📘わたしは「48度」に入る際、まず洗面器でくんだ水を身体からだに掛けて冷やし、さらにその洗面器に水をためておきます。
それから覚悟を決め、足先を差し入れますが、熱い!と思っても躊躇はしません。一気に脚、腰、胸と全身を沈めていきます。
すると数秒で、足首からふくらはぎが熱で焼かれるような痛さを感じます。体の細い箇所は、中心部までがあっという間に加熱されるのです。
それにググッと耐えながら、1、2、3・・とカウントしていきます。
シンプルですが、これがラスボス攻略法です。
わたしは30前後で限界が来ます。「ここまで!」と思ったら、熱湯ねつゆから抜け出し、洗面器の水を下半身に掛けます。
昨日はそれを2セットやりました。あとは腰掛けて休んだり、二番目、三番目の湯船に入って小一時間過ごしました。

この48度を経験しておくと、どんな猛暑日でも、「まあ、温泉津に比べればマシだな」と思えます。


🔣ところで広島と温泉津の間には、道中立ち寄って楽しめるスポットが様々あります。 広島から島根へ向かっていく順に紹介します。

❶まずは、北広島町大朝にある小倉山城


順庵原じゅうなんばら古墳
日本で初めて発見された四隅突出型墳丘墓(=よすみ とっしゅつがた ふんきゅうぼ)。 島根県邑南町おおなんちょうの道沿い

右側の林の所にある
四隅突出型墳丘墓


❸実物のオオサンショウウオを見ることができる ハンザケ資料館

入場料  大人310円 子供160円

❹道の駅 瑞穂みずほ

これぞ道の駅!という店内

断魚渓だんぎょけい

昨日、濡れていた地面でスリップし、泥だらけになりました


❻道の駅 かわもと

世界遺産 石見銀山 まで車で30分


❼井田地区にある 一つ目小僧のような信号機

年々数が減っている「一灯式の信号機」

 
❽温泉津温泉から山手に上がった場所にある 登り窯のぼりがま


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