異世界召喚は二度目ですの感想

コミックスを10巻まで読んでの感想。

最近アニメ化された本作。それなりの巻数を重ねているのできっと面白いだろうと思い読んでみた。

余談だがキャラクター原案は”嫌パン”で著名な40原さん。

異世界召喚が二回目なので経験も力も最初から備わっている。
さぞかし楽勝な展開・・・と思いきや
バチバチなバトルが続いて思ったよりもガチなバトル漫画だった。

しかし登場人物に甘さが目立つ
相手を殺すことのできない主人公
倒した相手にとどめを刺したか確認しない”神”
そんなガバガバで厳しい戦いを勝ち抜いてこられるだろうか?

力がある者には自然と責務が生まれるーー”ノブレスオブリージュ”。強すぎる力の執行者は時には冷たさも持たなければ結果としてより多くの不幸を生み出す。
本作は気ままにふるまう主人公に力を持つことの意味への無理解を感じる。それは作者の意識の表れであろう。

ライバル役が闇落ちした経緯もなんとなく腹落ちしない。
そこまでなるか?と思った
カースマジックが強すぎる こんなに強いならそもそも闇落ちする必要もなかったのではないか

10巻の最後ではとってもまずいことになるのだが先は気になる

本作はおそらくプロットありきで展開を辻褄合わせているので少し強引に感じるのかもしれなかった