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暮らしのうつしさを楽しみ地域の価値をあげる3日間 in 西和賀レポート⑩

3日間のプログラムを終え、中村さんをほっとゆだ駅から無事に見送った。
実際には4泊5日も西和賀に滞在されていったわけで、自分としては非現実的な日常を送った気持ちだった。中村さんのような不思議な方はいままで何名か出会っているが、その人達に共通しているのは、本質的なことを瞬時に見抜く能力が高いのと、人の心に火を灯すのがとても上手いということだ。
ふわふわしたような気持ちを抱えながら、これからどこを目指してどうなっていくのかをきちんと整理し、これからの未来を見据えたい。

katasumiの夜

29日の夜は最近西和賀の長瀬野にできたkatasumiという1棟貸しのゲストハウスに泊まることにしました。夫婦で運営をされているところで、お二人は春木山で木を伐りに行ったり、雪の上をスキーで歩いて遊んだり、ここでの暮らしを楽しみながら営んでいる方々です。
夜、19時くらいに到着したのですが、夫妻も一緒に会話に加わってくださり、とてもいい会話ができました。西和賀に来てからの暮らし、地域に溶け込むというのはどういうことか、世界中を見て回ってきてからの西和賀という地について。。。まだまだ自分に落とし込めていないことはありますが、多分ダイアログというのはこういうことで、とてもプライスレスな時間を過ごすことができました。

いろいろ、濃い4日間を私は過ごしたため、インプット過多になっているところはありましたが、中村さんは、丁寧に今後の西和賀が目指すべき形を示唆してくれます。中村さんが西和賀に満足する形でプランを立てられた自分に少し誇りを感じたのと、いろいろ自分の中の何かが外に開かれていく感覚を覚えることができて、たくさんの幸福感に包まれました。

katasumi周辺長瀬野の朝

山に朝日が当たり赤くなる現象「モルゲンロート」も見られた。

煙突から煙が上がっていて、ここの暮らしが感じられる。よく冷えた朝だかストーブのありがたみが感じられる朝。

久しぶりに堅雪の上を歩いてきた。

そしてこれから

北上線に乗った中村さんを見送ってから、家に戻って新聞を見ると、この前の対談の記事が大きく載っていました。どの方の表情もよく、とてもうれしくなりました。

中村さんの話を聞いていると、自分のやりたいことを素直に実行していいんだということがよくわかり、じゃあ、自分はこの西和賀で何をやりたいのかということですが、自分はやっぱり、この土地の持つ良さを引き出し、暮らしている人がここで生きることの幸せを見いだせるような土地にしていきたいと思います。豪雪、人口減少、高齢化。一見、不利益に見え、ハンディに感じることなのかもしれませんが、そこを特別な個性として価値に変換していけるように自分のスタンスとしては持ち続けたいし、そんな人が一人でも地域の中に増えていくことが、持続可能な地域につながるのではないかと思います。

そのために、まずは、足湯で勝手に観光案内人というのをやります。

ほっとゆだ駅前にある足湯ですが、こちらで可能な限り足をつけこみ、ノートPCを持ち込んだりして作業があるときは作業をしながら、観光客との交流に務めます。

こうやっておくことで、西和賀に来た観光客は初めての第一村人とのコンタクトを取ることになり、その第一村人の印象でその人にとっての西和賀の印象をいい方向に導けるようにしたいのです。

西和賀町は季節ごとの瞬間の輝きが多くあり、そこに立ち会えるかどうかは、そこにいられるかどうかに限られてきます。そこに対して、きちんと的確な案内をすることができれば、間違いなく西和賀の印象は良くなるに違いありません。

なので、可能な限り足湯にいます。

見かけたら気軽に声をかけてください!

観光客との交流がとても面白い。足湯の様子をお知らせするためにツイッターも始めたので、もしよければフォローを!



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