見出し画像

猛暑で夏野菜の入荷減少 高値で取り引き

えいようJoin運営事務局スタッフが管理栄養士さん必見の記事を紹介していきます。

管理栄養士さんの仕事に活かせる情報共有になるように心がけています。
また「管理栄養士の集い」のコミュニティではこういったトレンド情報や毎月のイベント実施をしています。
良かったら覗いてみてください。

本日はこの記事について。



高温障害で野菜の生育不良

厳しい暑さが続く中、野菜の成長に影響が出ていて、山形市の卸売市場では夏野菜の入荷が減るなどして、例年よりも高い価格で取り引きされています。

各地で最高気温が35度を超える日が相次ぐなど厳しい暑さが続いているほか、まとまった雨が降っていないことから農作物に生育不良などの影響が出ています。

なかでも、トマトやきゅうり、いんげんなどの夏野菜が色づきが悪かったり、十分な大きさに育たなかったりするなどして入荷量は減っていて、例年の8割ほどにとどまっているとか…。

29日7時から開かれたきゅうりの競りでは、例年並みの価格で取り引きされましたが、市場関係者によりますと、ここ数日は2倍近くの高値で取り引きされた日もあったということです。

なぜ野菜の相場は変動するのか?

野菜の価格が高騰する理由は主に

・日照不足
・長雨
・低気温
・大風による畑の被害
・石油価格の高騰
・肥料など原材料の高騰
・産地の切り替えによる影響
など

野菜を消費する量は急に増えたり減ったりしないので、農家などが収穫する野菜の量が主に値段を左右します。

今回とは逆に収穫量が激増した場合、価格は下がります。収穫量が増えたのに収入が減ることもあり、この現象は「豊作貧乏」と呼ばれています。

野菜の価格,スーパーと八百屋で違う?

スーパーと八百屋では、大きく相場の販売価格が変わることはないですが、市場の急激な相場価格の高騰などが起きた場合は、大きく販売価格に差が出るかもしれません。

八百屋などの小さなお店は、市場で実際に商品と価格を見て野菜を仕入れています。ほとんどの商品を「当日の価格相場」で仕入れています

スーパーは、旬の野菜や需要のある野菜(キャベツ、トマト等)の欠品が許されないので、市場や仲卸業者と仕入契約をしています。
この時の仕入れ価格は、「契約した日の相場」での価格になります

ここで価格差が生まれるのです!

つまり、天候などで価格が高騰した場合、先に価格が上がるのが八百屋などの小さなお店。相場が下がった時も、先に価格がさがるのは八百屋です。行きつけの八百屋の価格が急激に上がったら、スーパーで野菜の価格を覗いて見るのもアリかもしれません。

えいようJoinの管理栄養士さんは普段野菜を使う機会がおおいとおもいますので、是非こういった野菜の相場や価格も意識してレシピ開発するのも面白いのでは…?