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サンマの塩焼きはもったいない?!栄養を余すところなく取り入れるための調理法

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また「管理栄養士の集い」のコミュニティではこういったトレンド情報や毎月のイベント実施をしています。
良かったら覗いてみてください。

本日はこの記事について。


今が旬のサンマをグリルで塩焼きがもったいない理由

結果からお話すると、焼いている間に油がポタポタと落ち、その分、DHA・EPAも流れ出てしまうからです。
魚の油にはDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています。これらは体内でつくり出せない必須脂肪酸の一種で、脳や神経細胞をつくったり、情報伝達をなめらかにしたりとさまざまに活躍してます!

脳が発達する成長期の子供にはDHAとEPAは非常に大切で、毎日摂取した子供は読解力が向上したという研究報告もあるのです。大人にとっても脳が活性化して認知症の予防になるうえ、血液をサラサラにし、コレステロール値や中性脂肪の値を下げる働きも認められています!

DHAとEPAの含有量は魚によって異なりますが、マグロの赤身や白身魚の含有量は2桁台に対して旬のサンマは2200mg・1500mgと多く、ブリ、イワシ、アジにもたっぷり含まれています。
スーパーの「魚を食べると頭がよくなる」は本当なんですね

お勧めの調理法

油に必須脂肪酸が含まれているので、油を残すにはフライパンやオーブンで調理するのがベター。その際、たれやハーブ、スパイスなどを上手に使うのがコツです。
グリルで焼けば油と一緒に生臭さも落とすことができますが、フライパンの場合、どうしてもそれが残ってしまうので、スパイスをまとわせて焼いたり、ハーブを混ぜたパン粉で香草焼きにするのが良いそうです!

秋の味覚

今年もいよいよサンマが市場に出てきましたね。
グリルで塩焼きして大根おろしとスダチで食べるのは美味しいですが、せっかくの機会なので栄養面も意識して秋の味覚を楽しんでいきましょう!