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自分の強みがわからない、管理栄養士

日本の管理栄養士は中途半端

とあるYouTuberのコメント欄にあった言葉です。

私も病院で管理栄養士として働いていますが、
今の状況を考えると、
その言葉に共感せざるをえません。。

看護師には看護師しかできない仕事があって、
薬剤師には薬剤師にしか、
臨床工学技士には臨床工学技士にしか、etc
その職種にしかできないことがあります。
(いわゆる業務独占?)

栄養士として立派に働かれてる先輩方はたくさんいますが、正直に言うと、やや未完成な職種だと感じています。

よく「食のスペシャリスト」と呼ばれていますが、
本当にそうかな?

食品学や栄養学は、その道の専門家、研究者には及ばないと思います。
料理に関しても料理研究家と名乗る方よりうまく作れる自信がないです。
健康志向の高まりで、健康的な食への知識・理解は一般の方でも十分増えていると感じます。


あれ?
なぜ私は管理栄養士になったんだ?


思い起こせば、大学生のときの
「大好きな食の分野で治療に貢献したい!」
という気持ちだけで突き進んだ臨床栄養の道。

病院で10年ほど働いた今、
医療現場での管理栄養士の限界を感じています。

栄養士は代わりがきく職業。

病院には医師や他の職種がいますし、
保健所には保健師がいます。
保育所には保育士がいます。

食事や栄養の話は、少し勉強すれば、それっぽく誰でもできます。

国家資格でありながらなんだか中途半端だな〜

そして、わたしってプライドないなぁ

***

30代になっても
やりたいことも
好きなことも
これと言って見つからなくて、
なんだか焦る。

好きだと思っていた
カメラも
お絵描き(ラクガキ)も
ランニングも

全てが中途半端に感じられます。

「人生って短い」と最近よく聞きますし、
身近な人との別れもあったりして、

「はやくはやく!はやく何かにならないと!」

お尻を叩かれてる気がして
最近すごく焦るのです。

自分に期待しているのかな。

***

そんなこんな考えていると、
夫が私に時間をくれました。

「娘の面倒は見ているから、どこか遊びに行っておいで〜」

と言ってくれたので、
前の日曜日、図書館に行ってきました。

ふら〜と歩いていると、自然と、
料理・栄養・化学のコーナーに向かいます。

やっぱり私はこの分野に興味があるのだな〜

立ち読みをしているとワクワクしてきました。

焦っても仕方ない、
色々経験して、
私の本当の好きなことや私の専門分野を
これから少しずつ見つけていこう。

そう思ってちょっと前向きに。

育休前は
あまりにも仕事と向き合う時間が長かったので、
気づかなかったけど、

別に管理栄養士にこだわらなくてもよい。
自分の好きをみつけるぞー!

(むりやりまとめてみる)

ほく

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