Plusのプログラム Counterweight-Plus③

2004年のCounterweightプログラムの成功をうけて、その内容を
「2型糖尿病の寛解」を希望する人
「肥満手術でないより大きな減量」が必要な人
に対して作成されたプログラム。

プログラムの提供者は、
診療所の医師、看護師がメイン。
栄養士はCounterweight Specialistとしての派遣もある。

プログラムの構成は以下の通りで、ほぼDiRECTのものと同じである

・スクリーニング
①食事全置換:12週間、1〜2週毎外来
 全食事の置き換え(シェイクとスープ)
 1日810kcal(Counterweight PRO800)
 *目標体重に達していない場合は、20週間までシェイクやスープを提供。

②食事再導入:12週間、2週毎外来
 バランスのとれた食事を徐々に導入
 食事の導入に合わせて全置換を減らす
 減量薬服用のオプション

③減量維持:6ヶ月間、1ヶ月毎外来
 栄養は全て食事および飲料から
 生活習慣の変化の維持とリバウンドの防止に注力
 減量薬服用のオプション

図)Counterweight Plus構成

①食事全置換と②食事再導入までは、1〜2週間毎のアポイントメントと結構タイトなフォローである。つまり、それだけ最初に介入しないと結果を出して維持することが困難であると言える。つまり、「最初が肝腎」なのである。

このことは、体重の推移をみてもよくわかる。

①の食事全置換では平均-13.1kg、②の食事再導入では-15.1kgの減量と、ここまではさらなる減量が続いているが、その後の③の減量維持では-12.4kgと減量効果が弱くなっていることが分かる。最初にいかに「減量を稼ぐ」かが鍵である。

図)体重の推移



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