実践的な介入 Counterweightプログラム Counterweight-Plus②-5
Counterweightプログラムの介入は、診療所において家庭医と看護師が日常診療で提供できる内容を意識して設定されている。
当然、コスト意識も高く、低コストで高い健康利益が得られる方法が考えられている。
①個別介入
・食事療法として、ベースラインから500〜600kcalのエネルギー減量の食事指導。
②グループ介入
・参加者10〜15人を1グループとして、減量目標、食事、買い物、料理、外食、身体活動およびリバウンド防止についてのディスカッション。
・3ヶ月間、隔週で1時間のセッションを6回開催。
③身体活動
・1日30分の中等度の運動を推奨。
・日常生活でできる身体活動の増加(例えば、職場から徒歩15分のところに駐車する)。
④行動アプローチ
・Counterweightプログラムの中心となる構成要素(下の図、Table3)。
・行動アプローチとして
セルフモニタリング、刺激管理、食行動、認知再構築、栄養教育、リバウンド管理。
⑤薬物療法
・抗肥満薬(オルリスタット、シプトラミン、いずれも日本未発売)の処方の検討。
⑥体重維持
・10%以上の減量後は体重維持が目標。
⑦患者教育資料
・資料として、健康的な食事、身体活動、行動変容などの広範なトピックス。
特に、行動アプローチの戦略として、励まし(encourage)が多くなっていた。
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