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【マーケティング】推しの子の電車広告が勉強になった件

お疲れ様です。
今日、電車に乗っていた時にある広告が目に入りました。お〜これは秀逸だなと思ったので紹介します。

これは心理学やマーケティングにも通じるもので、非常に勉強になるので、ぜひ参考にしてほしいです。

ただの小さなシール広告なんだけどすごい

 
「推しの子」というアニメがありますよね。その漫画の最新刊の広告です。

まず主人公の星野アイが「内緒だよ」というポーズをしている絵が真ん中に大きく配置されています。

そして、一番上には「注意:漫画『推しの子』から皆様へご協力のお願いです」と書かれています。

次に「この電車はアニメファンも多く利用されています。最新刊の内容についての会話はお控えください」

下部には「推しの子」第15巻は7月18日に発売。「きっと語りたくなる最終章へ」と書かれていました。

この数行の文にめちゃくちゃ多くの意味が含まれているなぁと感じました。

まず漫画ファンとアニメファンが共存しているということ。僕は「推しの子」はアニメで初めて知ったから、そもそも漫画があることすら知らなかった。

そして「最新刊の内容についての会話はお控えください」という注意書きがあることで、逆に人々はその話をしたくなってしまうという心理が働きますよね。

いわゆるカリギュラ効果ってやつです。ダメだと言われるほどやりたくなっちゃうあれです。

これによって電車内では「推しの子」というワードが自然と発言され、電車内で伝染していくのです。

「推しの子」というワードを他の人から聞くと、そのワードが脳にこびりつきます。

その人の深層心理の中で「推しの子」がずっと残り、最終的には「推しの子」という漫画を買ったり、アニメを見たりする行動に繋がっていくのではないかと思います。

これらの流れで、アニメファンの人は漫画を読みたくなり、漫画ファンの人は続きを読みたくなるっていう相乗効果が生まれると思います。

また、「この電車はアニメファンも多く利用されます」という一言ですが、これはさらっと言っているようで実は「バンドワゴン効果」を狙っていますよね。

多くの人が手に取っているという印象を与えることで、さらに興味を引く効果があります。流行り遅れたくないという人の心理をうまくついてるな〜と思うわけです。

他にも多くの良さが詰まっていると思いますが、僕が特に勉強になったのは、この自然な形で心理学とマーケティングの要素を組み込んだ広告の手法です。非常に優れた広告だと思ったので、共有させていただきました。

日常にはこういったマーケティングの話題がたくさんあると思います。僕もアンテナを張って、どんどん発信していこうと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

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