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レトロゲームの値段はどうやって決めているのか? 大手ショップで値段を付けていた(る)本人がその裏側を公開の法則。

こんにちは、SUKESANです。僕は色々な意味でゲーム業界に足を突っ込ませていただいているのですが、突き詰めると、そもそもゲーム業界かどうかの境界線もないので自分がそう思っていてもそうではないかもしれない部分もあります。

とはいえ、レトロゲームに特化したアイドルを生み出したり、ファミ通という雑誌に在籍していたり、自分でも膨大なレトロゲームのコレクションをしていた等の部分からしますと次第にゲームの知識、そしてレトロゲームの「相場」のようなものが次第に見えてきまして、相当詳しくはなりましたので、ゲーム業界にいると言ってもいいのかな……。

そして、お陰様で多くのメディアさんで連載などをさせていただいておりますが、そうしますと実に様々なご依頼をいただけるようになるのです。

今回はそんなたくさんのご依頼の中で、「レトロゲームの値段付け(設定)」のご依頼をいただいた(実は今もやっていたり……)その内容についてお話しいたします。また、企業、お店のお名前は出しませんし、そもそも守秘義務契約はしておりませんので問題ないかと思っております。それではリアルすぎるその仕事の内容について書いていきます。

さて、昨今は周期的に訪れる「レトロゲームブーム」のようなものが起きているのは間違いないです。その裏側には今までは本当にマニアの人間が新品や販売本数が少ない、もしくはサンプルロムなどを集めていたのですが、SNSの発達によりごく一般の方々もそれに気がつき、同時に「親の世代」になり、ある程度趣味にお金を費やすことができるようになった。そして、自分の過去、少年少女時代の記憶を郷愁・懐古のような形で取り戻したい感覚もあり需要が高まっています。

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