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ハロウィーンだから、ゆるしてよ 「英語のそこのところ」第49回

【前書き】

 今回、投稿するエッセイは7年前の2014年10月23日に水戸市の「文化問屋みかど商会」のファクシミリ配信誌に掲載されたものです。時節にそぐわない内容はご容赦ください。
 当時はハロウィーンが大流行りでして、私が働いていた英会話スクールでもハロウィーン・パーティをやっていました。パーティに対する感覚がNative English SpeakerとNative Japanese Speakerでは違うのだなぁ、思った話です。(著者)

最新刊! 「English Sentence Maker 実践英語・英会話力養成テキスト5 名詞とその仲間たち」販売開始!

 今回はいよいよ「英語を英語で考える」コツをつかむトレーニングがはじまります。

 わたしの主宰する英会話スクール「英語・直観力」で使用している7年間で100名以上のビジネスピープルを単独での海外出張や海外赴任ができるスキルを持った国際ビジネスピープルにした実績を持つテキストを一般向けに手直ししました。 

 時制・助動詞と言った英語の「エンジン」部分を第1巻~第5巻で解説・演習しましたので、次は「フレーム」に当たる名詞とその仲間たちを徹底習得します。
 名詞の仲間として「名詞節」が出てきます。実は、この「名詞節」を作るときにあることをちょっと意識することで「英語を英語で考えること」ことが出来るようになります。必読ですよ。

 英文作成力や速読力を付けたいと思っておられる方ぜひ、手に取ってみてください。必ず、英語・英会話が出来るようになります。

【本文】

「ハロウィーンは、どうされるんですか? 徳田さんはクリスチャンだから、やっぱり仮装するんでしょ。 ハリーポッターのコスプレとか」
 なんてことを最近は言われることが多くなってきました。
 私は思わず苦笑いして、
「ええ、クローゼットには黒いローブと柊の魔法の杖が隠してあるんですよ。丸メガネはいつもしてるから、あっという間に昔に戻れます。こんど箒に乗って飛んでいきますよ」
 なんて悪のりした答えをするんですが、実はハロウィーンってキリスト教のお祭りじゃないんですね。なので、子どものころ教会で仮装なんてしたことがない。実家に訊いてみたんですが、今でもうちの田舎の教会ではハロウィーンはやってないらしいです。

 で、ちょっと気になってハロウィーンを調べてみると、これ、アメリカで盛んになったものらしい。もともとスコットランドの収穫祭と先祖供養のお祭りだったようです。それがScottish people のアメリカへの移住に伴ってアメリカで盛んになったのだとか。
 どおりでEnglish man のRichがハロウィーンのイベントには見向きもしなかったわけです。
「そんなこと、England ではやんないよ」
 サクッと言われたことがあります。

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