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SAPIXトップ層(α1)の親が伝授!中学受験に役立つ話【裏技あり】

中学受験に役立つネタをまとめています。色々書いていたら1万文字以上になりました。うちの子の塾はサピックスですが、他塾の方でも参考になる情報です。また、どの学年でも役に立つ情報です。


塾選びについて

主要中学受験塾について 私の周囲の評判

※私の周囲の話なので偏っており、噂レベルのものもあります。
精査されてない情報ならではの面白み、価値もあり、それが個人のnoteの醍醐味だと思うのでご容赦ください。

知人の情報通ママ、優秀児ママはグノーブルを選ぶことが多かったのですが、最近は栄光系のトップ塾エクタスを選ぶママが増えています。算数が得意なお子さんが低学年のアルゴクラブ(算数ゲームなどをやる)から通うケースがあるようです。ただ、エクタスは進級試験に落ちて転塾が多いという話もあります。

また、ベネッセ系の進学館ルータスという塾も気になっているママが多いです。代表は元関西系の塾のすごく有名な先生でパワフルな方です。ルータスでは個別と科学教室がセットになっているのが特徴です。

校舎数が少ないのですが、通える方は検討してみてください。

SAPIX→難関校志望ならサピックスが第一選択になる。全体のレベルが高いのでサピックス生なら上位クラスでなくても(中間層からも)難関校が狙える。中学に入学してからも知り合いが多いので友達が作りやすい。校舎にもよるがクラス数が多く昇降が激しいのでそれが苦手で早稲アカなどを選ぶ子もいる。(授業で受けたテストもクラス昇降の対象になるのが辛いという意見もある)

授業方針は「復習主義」で、毎回の授業は予習せずに受ける。テキストは毎回配付されるのでバラバラになって管理が大変だけど、その分最新の情報が反映されていて内容が良い。内容は細かいところまでやりすぎ、覚えさせすぎなところはある。
宿題(次回授業で実施される小テストの勉強)は全部やっていては大変なので親が取捨選択する必要があるが、それが難しい場合は個別、家庭教師に頼っているケースもある。SAPIXは拘束時間が短いので他塾よりも個別や家庭教師との相性が良い。

事務系の職員も人数がちゃんといるので、問い合わせた場合などの対応が良い。先生が事務仕事をあまりしないで教えることに集中している感じもある。

通塾回数は少なめ。その分親が家で教えている家庭が多い。授業時間は長くて休憩時間がなくてお腹が空く。トイレも授業中に行くしかないので我慢しちゃう子もいる。座席は成績順。先生は5年まで塩対応、6年から面談もあり親身になってくれる。
他塾がテストで外部会場を使ったり、賢い子を一つの校舎に集めて特訓したりする(例えば早稲アカのNNという志望校別コースなど)ことが多いのに対して、サピックスは最後までほとんどのテストや講習を自分の校舎で受ける。その分親の送迎の手間は少ない。シールを集めるとグッズがもらえる制度が6年生の最後まであるので、子どもによってはそれがモチベーションになっている。

四谷大塚→幅広い偏差値帯をカバーできる老舗塾。園児〜小学生向けの大規模無料テスト、全国統一小学生テストを主催している。ここの出しているテキスト「予習シリーズ」は中学受験生の半分以上が使っている。※早稲アカが使っているのが大きい

授業は予習を重視している(=予習主義)で、テキストも説明が詳しく自習しやすくなっている。
親会社東進の方針でITに力を入れており、計算練習や苦手分野の演習などがオンラインでできる(=高速基礎マスター)。
毎回分の授業動画もネットで自由に見られる。動画はエース級の先生(ひかるん、ほっしー)がやっているので内容が良い。

テストの結果が出るのがびっくりするくらい早い。親はやきもきする時間が短くて助かる(SAPIXは結果が出るのが遅いので親たちが予想している)

メールでその日の授業内容を知らせてくれるサービスがある(校舎によるかも)。
講師による盗撮という不祥事があって授業モニタリングシステムが導入された。

テキストの内容は良いが解答の解説はやや不親切。難しすぎる問題もある。テキスト改訂で進度が速くなったので、平均以下の子はついていくのが辛いのではないかという話もある。オリジナルの通塾カバンはしっかりしてるけど重い。毎週テストがあるので気合いを入れていると親も子ももたない。

通塾回数は多いが、その分塾で勉強させてくれるので共働きの親にも人気。通常授業以外にも休み期間の早朝特訓、高速基礎マスター特訓などがある(これらは自習を塾でやる感じ)。

近年は中間層あたりに人気のイメージがあるが、最上位クラスの子だけをまとめて同じ会場で組み分けテストをやらせたり、上位層向けの合宿を開催するなど上位層の育成にも力を入れている。

早稲田アカデミー→優秀な子を広い範囲から集めるサピックスに比べて近所の子が通うことが多いが、それでも合格実績はかなり高いので指導内容が良いと言われている(NNという志望校別コースに他塾からも通うため合格者数が増えるという事情もある)。

四谷大塚のテキスト、テストを使っているがそれに加えて早稲田アカデミーのオリジナルテキスト(錬成問題集)、テスト(カリキュラムテスト)があるので量が多くて最初は混乱する。四谷大塚は自分で予習していく予習主義だが、同じテキストを使っていても早稲アカは予習はしなくていいという方針。

クラス昇降は一度までなら成績が落ちても元のクラスにステイできるいうルールがあり、クラス昇降に振り回されたくない家庭に評判が良い。

先生の研修に力を入れていてセミナーなども内容が良い。先生が担当校を持って研究するので、学校の出題傾向をよく把握している。事務はミスがたまにある。先生が営業もやるので大変そう。

授業は対面だけでなくZOOM参加を選べるのが便利。(これによりコロナ禍で優秀な生徒を獲得できた背景もある)。大雨だから、帰宅時間が遅くなったなどの理由で気軽にZOOMにできる。四谷大塚の映像授業も観られる。

宿題は多め。やっているかのチェックもされる。

児童の苗字を呼び捨てにしたり(たまに名前にさん付けする先生もいる)勉強合宿でハチマキを巻くような「熱血な文化」が苦手でなければ楽しい塾。合宿は4年生のうちは少し遊びもあって楽しいらしい。5、6年生の夏期集中特訓は軽食が元々ついているのが親に評判良い。
全国統一小学生テストは早稲アカで受けるとオリジナルグッズがもらえる。

最近は3年生(つまり2年生の終わり)から通うことが推奨されているっぽい。上場しているので株主優待券が授業料の支払いに使える。

日能研→古くからあり、「シカクいアタマをマルくする」の広告で中学受験しない層にも認知度の高い塾。

授業は予習よりも復習を重視している。進度は早くないがその分じっくり考えさせてくれる。教材は問題中心で説明が少ないために自学にはあまり適さない。

オリジナルの通塾カバン(Nバッグ)が目立つので、入試本番は最寄駅からNバッグの子について行くといいという話もある(近くに中学が複数ある場合は注意)

先生方の人柄が良い。中堅以下の学校についてもよく研究していて詳しく教えてくれる。
毎年の中学入試の総括「入試報告会」は各社がやっているが、日能研のが一番感動する、泣いている保護者が多いらしい(報告会はその塾に通っていなくても参加できるので、いくつも聴きに行く人が多い)

本部系と関東系がある。本部系は宿題が少ない。
校舎によっては宅配弁当が利用できる。

特待認定がそこそこ出るので(最近特待の数を絞っている早稲田アカデミーや、そもそも特待制度のない他塾よりも)特待生として安く通いやすい。カリキュラムの進度は他塾に比べるとゆっくりめ。
座席は成績順なのでそこは成績を突きつけられて辛いかもしれない。

日能研に小4から通うかもしれないなら、小3限定の「未来をつくる学びテスト」(朝日新聞社主催)を受けるのがおすすめ。受けただけでグッズがもらえるし、特待がたくさん出る。

グノーブル→SAPIXから抜けたやる気のある先生方が作った塾ということで、数年前から情報通なママの間で評判の塾。私の周囲では女子を通わせているケースが多い。

教材などはサピックスと似ていて予習はせずに復習をするやり方。授業で毎回冊子が配られる。

多くの塾が4科目の合計点でクラス分けをしているが、グノーブルは「国語+社会(文系科目)」と「算数+理科(理系科目)」でそれぞれ別にクラス分けをしているので、より自分に合ったクラスで授業を受けられる。

国語科を中心に頭の良さそうな先生が多い。国語の記述にとても力を入れていて、正解に辿り着くまで何度も直してくれる。

SAPIXより記述の授業時間を長く取っている。進度はSAPIXより速いこともあり、上位校を目指すのでなければそこまでいらなかったという意見もある。

創業当時のやる気のあるメンバーで占められていた頃と違い、先生の質にばらつきが出てきているという噂もある。

グノーブルのクラス名には全てαがつくが、これはサピックスの最上位クラスの呼び名であるため気分が良い。

家庭によって全然違う「中学受験塾入塾の決め手」

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