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EVは果たして未来のモビリティの鍵となるのか?

電気自動車(EV)は、将来のモビリティの礎として、また多くの地域で運輸部門の脱炭素化のための主要な焦点として広く認識されています。電気自動車は、従来のエンジン車(ICE)に比べて、エネルギー変換効率が5~6倍高いと言われています。

ガソリン車:約80%のエネルギーが様々な非効率により失われる / image credit: Motertrend
EV:約11%のエネルギーが失われる / image credit: Motertrend

再生可能エネルギーや原子力で充電した場合、同等の内燃エンジンやプラグインハイブリッドよりもはるかに低い二酸化炭素排出量となります。

ライフサイクル温室効果ガス排出量:従来型と日産リーフの比較 / image credit: Carbon Brief

そのため、バッテリーEV(BEV)は、既存のICEに代わる他の代替品(燃料電池EVなど)を優先してきました。過去10年間、主要市場では電気自動車(EV)に対する様々な支援政策が実施され、EVの需要を後押ししています。中でも、電気自動車(EV)の購入を促進するために、様々なインセンティブが設けられています。

  • 政府補助金:政府がEV購入者に対して、税額控除やリベートなどの経済的なインセンティブを提供 例:バイデン大統領によるインフレ抑制法

  • HOVレーンへのアクセス:カリフォルニア州など一部の地域では、EV運転手は1人でもカープールレーンの利用が認められており、時間の節約や渋滞の緩和が期待できる

  • 駐車料金の軽減:パリ市、ロンドン市など一部の都市や自治体では、EVの駐車料金の減額やパーキングメーター料金の免除を実施また、EUやイギリス、日本は2035年までに、コスタリカやスリランカといった新興国を含む多くの国が今後10~30年の間にエンジン車(ICE)の販売を全廃することを表明しています。

また、EUやイギリス、日本は2035年までに、コスタリカやスリランカといった新興国を含む多くの国が今後10~30年の間にエンジン車(ICE)の販売を全廃することを表明しています。

世界各国のガソリン車禁止または電動化の目標年 / image credit: IEA

それに伴い、EVの需要もここ5年で爆発的に増えています。

世界のEV需要の増加 / image credit: EV Volumes

EV普及の課題

しかし、EVの普及には大きな課題があります。

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