職人気質のドメーヌ、荘厳なシャトー
家でよく飲むのが、ドメーヌ・ルフレーヴの「マコンヴェルゼ」。
他のワインを試してみたりしても、結局マコンヴェルゼに戻ってきてしまうほど、マコンヴェルゼは好き。
ところで、この「ドメーヌ・ルフレーヴ」の「ドメーヌ」とは一体何でしょうか?
しかも、「マコンヴェルゼ」というワインがラベル違いでいくつもあるのはなぜ?
色々な疑問があり、ちょろっと詳しく調べてみました。
ワインは覚えることが本当にいっぱい。。
もともとワインに詳しくないので、1つずつ紐解いていかないとなかなか自分に落ちてくれない。
いつまでも”ただの知識”のまま。
1+1=2の「2」は知っていても、1と1は知らなかったり。
その1はもしかしたら0.5+0.5で構成されているかもしれないし、その他の可能性だってある。
そういうことを知っていくからこそ、知識がストンと自分の中に落ちていくんだろうなぁ。
というわけで、復習もかねて1つずつ。
「ドメーヌ」というのは、フランスブルゴーニュ地方の”生産者”のことを言います。
同じフランスでも、ボルドー地方では「シャトー」といいます。
なぜ呼び方が違うのでしょうか?
色々調べていた所、どうやらそれはフランスの歴史に関係があるようで…
そう、あの有名なフランス革命です。
フランス革命で特権を奪われた貴族たちが、今まで所有していたぶどう畑を取り上げられてしまったそうです。
ところが、ボルドー地方では、革命後に貴族や名士が再び畑を買い戻しました。
「シャトー」はフランス語で城を意味しているのですが、その名の通りお城のように大きな醸造所と広大なぶどう畑で大量のワインが作られていたそうです。
今でも、それは変わらずで、ボルドーのシャトーは荘厳なお城そのものの外観をしているらしいですね。
一度見に行ってみたいです。
ブルゴーニュ地方では、教会や修道院が所有していた畑のほとんどが細かく分けられ、農民たちのもとにいったそうです。
畑が小さいため、ワインを大量生産することができません。お城のような大きな醸造所は必要なく、まさに作業をするための場所という見栄えになっているとのことでした。
ブルゴーニュは、お城ではなく、どちらかというとのどかで牧歌的、とのことでした。
ブルゴーニュのドメーヌは、小規模なため人気のワインは高値で取引されることもあるそうです。
ブルゴーニュ地方では、ひとつの畑を複数のドメーヌが分け合って所有するのが一般的です。(もちろん例外もありますが)村名、畑名、区画名などがワインの名前になっているものが多いため、同じ名前のワインを複数の生産者が造っています。
そういえば、ボルドー地方は「ワインの女王」、ブルゴーニュ地方は「ワインの王」と呼ばれているみたいですね。
本当はマコンヴェルゼについて書こうと思っていたのだけど、ドメーヌとシャトーについて軽く調べていたらなかなかおもしろくて。
マコンヴェルゼについてはまたの機会に♫
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