春分(菜の花とブルーベリー)移ろいゆく水と花
一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに約15日ごとに分けた二十四節気。農業の目安として季節の変化に対応するために中国より伝来したと言われています。
移ろう季節をより身近に感じることができたらと思い、emmyと、MayuAraiによるドリンクといけばなを二十四節気の時季に合わせ、お手紙のやりとりをしています。
今回は第七十九回目の『春分』、emmyからのお手紙です。
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Mayuさん、こんにちは!
嵐のような春の風と急な寒さに驚くこの頃。
春のこの時期は日々に大きな変化があったりもしますが、
Mayuさんはいかがお過ごしでしょうか?
前回は春の香りがするお手紙をありがとうございました。
「花が笑う」
だなんてとても素敵な言葉ですね。
Mayuさんの活けられた桜が囁きあっているようです。
さて、いつの間にか『春分』を迎えました。
ここ最近の私の関心事といえば花粉。
朝の肌がピリついたり何かがまとわりついているようなモヤッとする感じ。
薬を飲んでいても存在感のある今年の花粉に気を取られていたら、
時がどんどん過ぎていってしまっていたような気がします。
気が付けば陽の時間が長くなり、春分の今日は春の真ん中、昼と夜の長さが同じになる日です。
今回は紫色の菜花を使ってドリンクを作りました。
菜花のほろ苦さとアントシアニンという紫の色素を液にうつし、
ブルーベリーとハーブの香りのするバラの花びら、ミズキの花の蜂蜜を加えました。
アクセントにほんの少しの梅酢を入れて、味わいのバランスを整えていきます。
甘酸っぱくてほろ苦い香りに菜花のオイルのようなまろやかさとジューシーなブルーベリーの果実が合わさります。
春の畑をイメージした味わいです。
香りと口に含んだ時の味わいに変化をつけ、
長く余韻を楽しめるようなドリンクを作りました。
もう少ししたら花粉も落ち着くのかしら。
振り回されずに過ごしていきたいものです。
季節の変わり目、どうかご自愛くださいね。
それではまた!
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二十四節気に合わせ、季節に寄り添ったドリンクとお花の交換会をしています。
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emmy
MayuArai
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