反差別の名で警察の予算削減と解体を訴えていた左翼女性が、犯罪の被害に遭ってから警察のありがたみが理解できた件(米国)

米国ミネソタ州で起きた出来事。


こちらのインド・スリランカ系の米国人女性は、ミネソタ州の民主党支部にあたる「ミネソタ民主農民労働党」の第二副議長。

2023年9月。
自宅の外で銃を突きつけられ、暴行された挙げ句に、自宅の前に停めてあった自家用車が強奪される被害に遭いました。家にはまだ幼い子供がいたとの事。

その後女性はSNSで、地域社会において犯罪問題が野放しにされている事を嘆き、現場に駆けつけてくれた警察官や救急隊員に感謝の気持ちを述べました。

しかしこの女性は・・・2020年以降反差別と黒人の人権のためにという名目で、警察の予算削減と警察の解体を訴えていました。

2020年に黒人容疑者が白人警官によって射殺された事件が起きました。
ちなみに事件当時の警官の言動・行動が、正当防衛を逸脱しているという事で有罪になりました。
しかしこの事件を利用して、共産主義者や無政府主義者からなる過激派左派集団ANTIFAと、反黒人差別を訴えるマルクス主義の過激派団体BLM、およびそれらの団体に共感をした共闘者らが、全米で暴動を起こしました。

暴動やSNSでの言動を通じて、あたかも警察そのもの、米国社会そのもの、そして全ての白人と白人警官が「差別主義者」で「白人至上主義者」であるという印象操作も行っていました。

彼らが特に訴えていたのは警察の予算削減・人員削減、そして警察の解体。犯罪を「人種差別問題」にすり替え、暴動やSNSを用いて、人種間の分断対立をあおり、その隙間を狙って差別的とみなした人や集団の「排除」、無政府主義者にとっては都合が悪い組織の「解体」を狙っていたわけです。

車の強奪被害に遭った女性は暴動に参加していませんでしたが、反差別を理由に、リベラル・左翼・極左が訴えていた警察の予算削減と解体には賛成していました。

反警察思想の左翼勢力の影響で、ミネソタ州では警察全体がやり玉に挙げられ、警察の予算が削減。さらに士気を失った警官の辞職が増加。これにより犯罪件数や犯罪率が増加してしまいました。

そうした背景で起きた今回の事件。

余談ですが「I Have A Dream」のスピーチで知られている、黒人牧師のキング牧師。当時の米国は今よりもずっと差別がありました。そんな彼は黒人の地位向上を訴える公民権運動の主要人物の一人でしたが、警察の予算削減や警察解体を訴えていませんでしたし、抗議方法も平和的なやり方を徹底していました。

今の反差別運動はそれとは別のマルクス主義・共産主義・無政府主義が根底にある、とても危険な物です。



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