【お題歌詞28】デート

デート
 
さざ波に誘われ　夕暮れの浜辺へ
波打ち際の二人はいつかの私たちね
笑い声波に乗り海に消えて行っても
あなたの声は聴こえていたの
 
潮風に呼ばれ　夜の防波堤に
向き合う灯台は昨夜の私たちね
想いの距離は触れ合うことはない
あなたの声が消えて行ったの
 
波よ、教えて
風よ、探して
私たちはどこで壊れたの？
ガラス瓶の破片みたいな私の涙が散らばっているはずよ
 
波よ、届けて
風よ、伝えて
私はここで海を眺めている、と
打ち上げられた貝殻みたいに私はここで色を失っていくの
 
あなたはきっともう戻らないのね
波に乗り海へ消えて行っても
あなたの声は聴こえているわ
あなたにはこの声聴こえてますか？
 
きらめきを抱いて　朝焼けの海へ
海岸沿いのカモメは今日からの私なのね
泣き声波に乗せ海の奥へと消える
あなたの声の聴こえぬところへ

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【歌詞エピソード】
たぶんお題をくれる友だちがそろそろ飽きてきた頃のお題。
『デート』という華やかなお題にも関わらず、安定の失恋ソング。何故だろう…。恋をしたことがないのに失恋ソングばかりなのは…前世の記憶か？（違う）