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【筑駒卒】難関校入試を勝ち抜くには!?

自己紹介

はじめまして、筑駒卒で現在は都内の医学部に通うヒデと申します。少しでもこの記事を読んでくださっている方のお役に立てるように自分の経験をもとに中学受験についての話をしていきたいと思います。

受験のきっかけ

私が中学受験をするきっかけとなったのは5歳離れた兄の影響でした。中学受験で開成へ進学した兄を持つ私にとっては中学受験は当然するものとしてむしろしないという考えには至りませんでした。(もっとも兄が中学受験をすることになったきっかけについてはよく知らないので何の参考にもならないかもしれませんが、、、)
おぼろげながらに医師になりたいという夢を持っていた私は兄の後を追って中学受験をし、将来的には医学部に行きたいと考えていました。

受験期の過ごし方

入塾前


幼稚園の頃から公文に通って国語算数英語の勉強を進めていました。
ただ、宿題をそんなに熱心にやる人ではなかったので結局SAPIXに入るまでに小学校の範囲が終わっている程度でした。ただし、計算力は人並み以上についたと思います。他にテニス、水泳。ピアノなどの習い事をし、空いている日は公園で遊ぶという自由奔放な日々を過ごしていました。入塾直前には算数の問題集を兄や母に教えてもらいながら進めていましたね。

5年生


小学4年生の時の2月、いわゆる新5年生として近所のサピックスに入塾しました。入塾時のクラスはα2(上から2番目のクラス)で5年生の間はずっとα3、α2をうろうろしていました。土曜日を含め週に3.4日塾に通いながら塾から出された宿題を淡々とこなす日々でした。ただし、平日は毎日のように遊んでいて学校から帰るとすぐに公園に向かい、塾がある日は塾まで、ない日は17~18時くらいまで外で遊んでいました。

6年生


6年生の4月のクラス替えテストで、一番上のクラスに入れたらご褒美を買ってもらえるという約束を母親としたおかげか、勉強に身が入りα1に初めて入ることができました。夏頃になるまでは5年生の頃と同じように公園に通う生活をしていましたが、流石に夏になってからは勉強以外の娯楽を一切禁じるようになりました。幸いにも小学校を楽しむことができていたので受験勉強にストレスを感じたりはしませんでした。

そんなこんなで受験の天王山と呼ばれる夏休みを迎えるわけですが、そこから受験本番までは有名中入試問題集や志望校の過去問など実践的な勉強が増えてくるのですが、私にはそれに加えてやらなければならないことが残っていました。これに躓く受験生は多いと思います。

そう、それは苦手科目の克服です。

私は算数が苦手でした。これも多くの方に共感してもらえると思います。特に6年生になって始まった志望校別の特訓で出される問題が全然解けないのなんの。周りの友達が自力で答えを出しているのに対し、解説を聞いてもポカンの私。とりあえず板書を写しはするけど当然後で自分で見ても理解できません。こうなったらもう先生を頼るしかありません。毎日のように先生に質問しに行き、わからないところを質問しまくりました。
また、先生に「理解した気にならずに自力で答えを出せるようになるまで何度も解け」と言われたので塾でもらった問題は必ずその日に3部コピーして帰って次の週までに3.4回は解くようにしていました。その甲斐あってかほんとギリギリではありますが、1月ごろには志望校の過去問にもある程度太刀打ちできるようになりました。
とは言っても直前まで分からないところは際限なく湧いて出るので、入試直前に塾の先生から掛かってきた激励の電話でも算数の先生に代わってもらい質問をするほどでした。最終的に筑駒に合格することができたのは最後の最後まで質問に付き合ってくださった先生のおかげといっても過言ではないと思います。

志望校決め

兄の影響もあって開成を受けることは決まっていました。文化祭にも通ってジャグリング部に惹かれ、入学したらここに入ろうと思っていました。
あと一応塾の偏差値表で一番上にあった筑駒にも当然興味がありました。今思うと筑駒の文化祭に6年生の11月というまあまあ忙しい時期によく行ったなと思いますね。あんまり記憶もなくとにかく極寒の中父と食品の列に並んでいたことだけ覚えています。行くなら5年生の時の方が良いかもしれないですね。
他には家から通いやすいサレジオ、渋渋、聖光などには実際足を運びました。正直な話特別ここに行きたいっていうのは開成以外なかったので自分の目で見てここだけは嫌だっていうのがない限りどこでも良かったと思います。

それぞれの日程でレベルの高い順に選んだ結果、1日目開成、2日目聖光、3日目筑駒という形に落ち着きました。開成に行きたいとずっと思っていましたが、塾で仲の良かった友達が筑駒を目指していたので同じ学校に行きたいなあとそんな理由で筑駒に行きたい欲も6年生の途中から出てきました。

入試結果

1月 函館ラ・サール 合格🙆‍♂️
   灘          不合格🙅‍♂️

※1月校は地方ですね

2月 開成    不合格🙅‍♂️
    聖光    合格🙆‍♂️
    筑駒    合格🙆‍♂️


2月の入試本番に先立って練習として1月に函館ラ・サールと灘中を受けました。
結果は上の通りなのですが、函館ラ・サールの合格通知書に記載されていた順位が確か600番くらいだったので不安が煽られて1月の勉強にも身が入りました。灘に関しては不合格だったのですが、算数が難しいことがわかっていたことと得意な社会が試験科目になかったこともあってさほど気にはしませんでした。
関西の人にとっては灘が本番なので、合否よりもそういった入試の雰囲気を肌で感じられたことが良かったと思います。わざわざ兵庫まで行った甲斐がありました。

2月本番の入試は開成からでした。いつもは苦手な算数が、当日は9割型解けた自信があったので絶対に受かったと思っていました。合格を確信したいい気分のまま聖光、筑駒と試験を乗り切りました。過去問を解いていても聖光との相性が良かったので聖光には多分受かるという気持ちで受けたためか、この3日間あまり緊張することはありませんでした。自分と相性がよく受かるなって思える学校を受けておくのが精神衛生上良いと思います。3日目に聖光の合格がわかったので私の受験生活は終わりを迎えました。開成に落ちた理由は今でもよく分かりません。が、入学金を払わずに済んだので一番いい結果とも言えるかなって思っています(笑)

中学の生活


筑駒に進学しました。

入学当初こそ癖の強すぎる同期に面食らって不安を覚えていましたが、慣れてしまえば本当に天国のような環境でした。
自由な校則、「音楽祭」「体育祭」「文化祭」の三代行事とそれに本気で打ち込む同期や先輩、意味が分からないくらい頭の良い同期と本当に意味がわからないまま終わった数学の授業、などなど全てのものが刺激的で退屈することのない日々でした。部活は運動部2つとジャグリング部に入りひたすらエンジョイしていました。
筑駒は上下関係が緩い学校なので先輩とも結構気軽に喋ることができ、中1の時から部活の高校の先輩と喋っていろいろな話を聞くことができましたね。中高一貫の良いところだと思います。
あと、よく言われる男子校の良さについてですがこれはとにかく雰囲気の話なので実際に入ってみないとピンとこないかもしれません。良くも悪くも他人に興味がない人が多く、女子もいないので人目を気にせず好きなことができると思います。
どこの中学に進んでも楽しいと思いますが、自分は息子が生まれたら筑駒を勧めると思います。それだけこの中高の日々は充実していました。

最後に


ここまでだらだらとして何の面白味もない文章を読んでいただきありがとうございます。

最後に言いたいのは中学受験も、中高の生活も、さらには大学受験も全て楽しんだもん勝ちだと思います。中学受験を振り返ると今の自分からは信じられないくらい勉強していましたが、当時は全くきついともやめたいとも思っていませんした。
塾には賑やかな友達が多く通うのが楽しかったし、苦手な算数もゲームのレベル上げのノリで楽しんでいたと思います。小学校を楽しむことができたのも受験が辛くなかった一つの要因かもしれません。受験をするにあたって勉強以外のことをどれだけ削っても小学校には半日くらいいるわけですから、そこを楽しむようにすれば少しでも受験のストレスを減らせるのかなと思います。校庭で遊ぶのでもよし、図書室で好きな本を読むのでもよし、友達と喋るのでもよし、とにかく学校ではリフレッシュするぞって気楽に通えると良いですね。

この文章が少しでもお役に立てたら幸いです。
読んでいただきありがとうございました。


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