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【桜蔭合格】中学受験をどうやって乗り越えたのか

自己紹介

初めましてサクラです!
なぁなぁながらも頑張った自分の中学受験体験をお話ししたいと思います。

受験のきっかけ

私が中学受験を決めたのは、主体的な選択ではありませんでした。
多くの中学受験生がそうだと思うのですが、親に中学受験の塾にそろそろ入ろうかと言われ、入り、気づけば受験をしていたという形です。

中にはそのような成り行きを嫌う親御さんや受験生もいるかもしれません。
しかし受験の結果が将来にどのような影響を与えるのか、受験を頑張ることが人生にどのような影響を与えるのか、これらを小学生が塾に入るか決める段階で考えることは困難です。当時は成績が上がらず、親と喧嘩し、嫌な思いも沢山しましたが、今振り返れば中学受験を経験したこと、桜蔭中学に入ったことは良い経験でした。

必ず中学受験が子どもにとって良い経験となる確証はありませんが、良い経験にすることは高い確率で可能だと思っています。そのため親御さんが中学受験のきっかけを強制的に作ってしまうことも、糾弾されるほど悪いことではないと思います。(意志が強い子に対しては説得して納得してもらうという過程が大事だと思います)

志望校決め

そのようになぁなぁで始まった私の中学受験生活ですが、志望校決めもなぁなぁでした。端的に言えば、偏差値表の一番上に「桜蔭中学」が書いてあったため、なんとなくそこを志望することにしました。もちろん、塾に入ったら一番上のクラスに入ることができたため、自分は頭がいいのではないかと勝手に信じ込んだことも大いに影響していますが… 

そのようになぁなぁで決めたものの、実際に中学校を見にいったら楽しそうでしたし、同じ中学校を目指す塾の友だちとも仲が良かったので、その学校を目指す中で段々と志望する意志が強くなってきたのも事実です。自分の成績と相談しながら、どのように納得していくかも重要なポイントなのかもしれません。

なお他の志望校についてはもう少し戦略的に志望が決められた記憶があります。浦和明の星中学と栄東中学は慣らしとして時期(1月)・偏差値ともに丁度いいだろうということで先生と親が話し合い、決定しました。そのため両校に 具体的イメージは全くありませんでした。一方滑り止めで受けていたと豊島岡女子学園は学校の見学にも行き、ここに行ってもいいかなという意志を持って受けることになりました。桜蔭中学の合格 が決まったため、受けませんでしたが、他にも広尾学園や鷗友学園女子中学などの滑り止めも親が決めてくれました。 

受験期のスケジュール

一方で受験のスケジュールはなぁなぁとは程遠く、ハードなものでした。

4年生の時は放課後に週2回塾で勉強をし、他の日は塾の宿題か水泳・ピアノなどの習い事をこなす日々でした。まだ成績に敏感ではなかったため、最低限 の予習復習をしていた程度でした。
5年生になると塾は週3回に増え、習い事もやめたことで、ほとんどの時間を授業 の予習復習に当てることになりました。そして6年生では塾が週4回程度になり、ほぼ塾で一週間が回るようになりました。

振り返ると塾によりスケジュールがほぼ確定されていたことがわかります。

唯一、自身でスケジューリングしたことといえば、夏休みに一 日2校のペースで 解くことにした電話帳 (多数の難関校の過去問が載っている分厚い書籍)を解く計画です。
何日の何時にどこの学校の過去問 を解くかを決め、親にExcelで日程表を作ってもらいました。自身だけでは作れなかったとはいえ、スケジュールが可視化され、確定されたことで弛んだり迷ったりすることなく夏休みを過ごすことができました。

頑張れた理由

中学受験は嫌なこともありハードなものでしたが、頑張れた理由はなんだったのでしょうか。
まず自分・周りの期待に応えたかったという理由があります。小学生なりにプライドもあったため、ある程度難易度の高い学校に進学したいと思っていました。また私の親はどの学校に行けなどと強要してくることはありませんでしたが、私が行きたいと思う学校に行って欲しいという思いは強かったようで、さまざまなサポートからそれを感じ取っていました。自他の期待に応えたいという思いが、一番の駆動力だったのでしょう。

加えて、2つ思い当たることがあります。

1つ目は学ぶ楽しさです。
残念ながら数学や理科という苦手教科は一向に楽しくなかったのですが、国語や社会という 好きな教科 は学ぶのは大変面白く、中学受験勉強が学ぶ楽しさを知った初めての機会だったと言えるほどです。そのため問題を解くこと自体が目的になっていた部分もありました。

2つ目に友だちの存在です。
同じような難関校を目指す友だちたちは面白く、頭がよく、尊敬できる存在で、彼らと同じように難関校に受かりたいという思いが強くなりました。身近な彼らが難関中学校生徒のロールモデルになっていたのかもしれません。

中学受験のメリット・デメリット

ここで一旦中学受験のメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

メリット

まず大きなメリットは桜蔭中学という素晴らしい環境に入ることができたことでしょう。勉強・部活・仲間、さまざまな 面で難関校は当然素晴らしい環境を備えています。それを享受できたのは大きなメリットでしょう。しかしこれは中学受験に成功したから言えるメリットです。

では合否に関係なく得られたものはあるでしょうか。
もちろんあります。

まずは友人たちと知り合えたことです。前述の通り、優秀な仲間たちと切磋琢磨する時間は貴重でしたし、中学受験が終わった後も交友関係が続きました。このように優秀な人たちがたくさんいるのだと知った体験は、のちの大学受験においても緊張感を持つという点で役に立ったといえます。

次に多くの挫折を味わえたことです。小学生という早い段階で成績が伸びない/誰かに成績で負けた/わからない問題 があるなどの挫折を経験したことでその後の挫折へ の耐性 もついたように思います。

デメリット

個人的にはかなりストレスがかかる点はデメリットだと思います。中学受験をする以上、受かるかどうか、成績が上がるかどうかというプレッシャーは常にかかり続けます。この点では親御さんのサポートが大切になるでしょう。親御さんはアメもムチも使わなければならず大変だと思いますが、私としてはなんにせよプレッシャーはかかるものなので、アメを多く使ってあげて欲しいなと思います。

他に想定されるデメリットとして、時間が取られすぎる/他のことができないというものもあります。
私は学校よりも塾の方が楽しかったですし、習い事も塾が一番楽しかったくらいなのでそこまで苦になりませんでしたが、他の習い事も注力している場合は大変だと思います。

桜蔭での生活

そのようにして入った中学校では、中学受験を通して学ぶ楽しさを知ったにも関わらず、勉強はほとんどしていませんでした。中学一年のクラスメートたちにオタクが多く、漫画 ・ライトノベルに親しみ始め、 沼にハマっていきました。勉強は中・中の下くらいを彷徨っていましたが、あまり気にすることはなく、漫画 ・ライトノベルを 読み耽っていました。とはいえそれも今では大切な経験だったと感じているため、中学受験の成果だったのかななどと思っています。


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