見出し画像

ビジレザ社長会ー経営リテラシーを高めるには?|はなみちのビジレザ経営日記#2(バックナンバー)

<2017年3月27日に書いた記事です>

ビジネスレザーファクトリー(以下、ビジレザ)の「はなみち」こと、原口瑛子です。

2014年に始まったビジレザ。今年で3年目を迎え、日本でビジレザに携わるメンバーは70名以上と、ボーダレスの中でも、大所帯の事業になりました。

福岡オフィスに加え、福岡天神店、難波店、川崎店、品川店、熊本店、梅田店、そして先日オープンした名古屋店のメンバーが現在のビジレザを支えています。

ビジレザにがたくさんの「社長」?

全国に拡大しているビジレザ。そのそれぞれの店舗で働いているメンバーを私が一人でマネジメントしているか?と言うと、そうではありません。

理由は、各店舗には経営者としての店舗社長がいるから。各店舗が一つのコミュニティーとして、自分たちの会社を経営する形をとっています。稲盛和夫氏の言うアメーバ経営のような小集団。

そして、福岡オフィスの店舗チームが、各店舗社長の経営をサポートする体制です。

福岡天神店

月一でビジレザ社長会を開催

その店舗チームが企画するビジレザ社長会が、3月初旬に2日間をかけて福岡オフィスで開催されました。

社長会の目的は、全国の店舗社長が一同に集結し、経営課題を議論すること。今回は新卒チャーリーが初のファシリテーターとして社長会を運営。

そのビジレザ社長会の様子を、今回は少しだけみなさんにお伝えできればと思います。

<1日目>

店舗社長集合
全国から店舗社長が集合。天神店社長よっさん、難波店社長まーみん、川崎店社長じゅんじゅん、品川店社長さっちゃん、熊本店社長ローリー、梅田店社長うえさん。このメンバーが、今回の社長会の主役。

新しいメンバーの自己紹介
新しく入社したメンバーの自己紹介。これはビジレザが大切にすることの一つ。いつのまにか私たちの文化になっていること。新しいメンバーが入ってくれた時には、必ずみんなで詳しく自己紹介をします。

今回は梅田店のたけちゃんとおゆきが対象。本来なら直接会って挨拶したいのですが、全国に店舗が拡大してきたため、今回はSkypeでオフィスと店舗を繋ぎ一人ひとりカメラを覗き込みながら自己紹介。

数多ある選択肢の中でビジレザを選んでくれたメンバー達。新しいメンバーに会う度に私は「選んでくれてありがとう!」と心の中で叫びます。新しいメンバーを迎える時間としてこれからも大切にしたい文化。

年度戦略の発表
今回の社長会は、2017年度の始まりということで、私はなみち・副社長ゆかが、2017年度戦略目標、ECと店舗の戦略目標を発表。これからのビジレザのゴールの共通認識をそろえる時間。

各店舗月次の発表
各店舗社長が月次を発表。PLやKPIなどをもとに、前月の反省と今月の目標やアクションを発表。店舗社長は運営するのでなく経営する。だから、PLやKPIなど、経営的視点から戦略を立てていきます。

また、自店舗の発表だけではなく、目標達成に苦戦する店舗に対して、他店の社長から改善案が提案されます。各店舗が経営課題に向き合い、そして店舗間でも切磋琢磨できる時間。

店舗チームの情報共有
店舗チームから、各店舗社長が経営するために必要な経営ツールやデータなどを紹介。

決起会
今回は新設された天神オフィスにて開催。この天神オフィス、普段はバックアップチームが働いており、ソーシャルビジネス講座SEED ACADEMYやドキュメタリー映画上映会SEED NIGHTも開催されています。

日中のピリッとした雰囲気とは違い、終始穏やかな雰囲気。チャーリーが仕切ります。「1~3月生まれの方はこのテーブルでーす」色んな方々から「仲いいね」と言われますが確かに笑いが絶えないビジレザです。

そして、自己紹介が続きます。対象は、店舗運営兼天神店社長よっさん、天神店きーちゃん、品川店エリーナ、熊本店たくまくん。チャーリーが考えたクイズ形式の自己紹介で盛り上がりました。

まだまだ自己紹介。朝にSkypeが繋げなかった梅田店かい君。閉店後に時間をもらってみんなで挨拶。

改めて振り返ると、ビジレザは自己紹介が多い(笑)。結局自己紹介をしている間に決起会一次会は終了!

経営リテラシーを上げる仕組み?

<2日目>

マネジメント講座
ボーダレスの代表の田口を講師に招き、マネジメント講座」を開催。現在、全体の体制変更に伴い、田口はボーダレスの代表であると同時に、バックアップオフィスの事業戦略サポートをしています。

ちなみに、ボーダレスの各社の社長が各事業の事業戦略の策定において、相談事項がある場合には田口と相談することもできるという仕組みです。

その田口を招き、今回のテーマは、自分が実現したい理想像を示すこと、つまりビジョンを示すことについて、改めて考える講座にしました。

講座は、ロールプレイングからスタート。チャーリーから各店舗社長にお題が出されます。

「想像してください。ビジレザの新店舗の社長となりました。その新入社員の入社式で経営者として考える、店舗のあるべき姿や理想像を語ってください」

店舗サポートチームのメンバーが新入社員役を演じ、各店舗社長が現在考えているビジョンを語ります。そのビジョンに対し、それを聞いていた各店舗社長や私や田口からのフィードバック。

これらのフィードバックを踏まえ、各店舗社長はビジョンを再考。その日の最後に最発表をすることに。

バングラデシュとSkype中継
バングラの自社工場と繋がる時間。現在バングラに直接赴くことは難しいので、工場長のファルクとSkype中継を行うことにしました。

現在の工場やメンバーの様子、生産工程を中継。そして、その生産現場で働くメンバーにインタビューをしてもらいました。

ファルクからは「これからこの工場で働くメンバーを増やすことができるかは店舗のみなさんにかかっています。お願いします。」と期待のメッセージ。

そして、生産管理や日本とのコミュニケーションを担うマスンの言葉。

「工場で働いていて一番嬉しいことは何ですか?」
「ここで働くメンバーの笑顔を見ることです」
そう答えるマスンの笑顔も、最高の笑顔でした。

プロダクト会議
現在の商品開発の進捗をプロダクトチームの岩城・小吉から説明。そして、各店舗からの提案や、お客さまの声を共有する時間に。ここからまた、新しい商品が生まれます。

ビジョンの再発表
各店舗社長が再考したビジョンの発表。頭では理解していても、メンバーみんなに伝わる言葉に表すことはとても難しい。だからこそ考え続けていこう!ということを約束して、2日目が終了!

私が、前回のブログで書いたように、経営者の仕事は突き詰めていくと本当に奥が深い。経営リテラシーは日々の勉強と実践を積み重ねながら高めていくしかありません。

このような社長会の開催などを通して、経営者としての経営リテラシーを高め続ける仕組みを、私たちは考え続けます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?