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「傘は1人につき1本まで」なんて一体誰が決めたんだい?

ヨガ(のポーズ)と、
エクササイズと、
トレーニングの中で。

どれが一番痩せますか、とか、
どれが一番骨格や姿勢が整いますか、などともし聞かれたなら、

間違いなくヨガは最下位になるでしょう。

ヨガをしても骨格が整わない、とか痩せない、とまでは言いませんが、ヨガ以外のツールの方がよっぽど効果的であることは否めません。

じゃあヨガってなんのために?
という疑問は当然のように湧き起こります。
それは人それぞれあるでしょうが、私個人は、ヨガ(ポーズを主に取るヨガ)には「体や心との対話」というテーマが主に課せられているのではと思っています。
(エクササイズやトレーニングにだってあると思いますが、ヨガはそのウェイトが他より重い方なんでは)

自分の体や心と対話しながら、ひたすら地味にポーズをとる、それがいま私が開催している「ファンダメンタルヨガ インテンシブゼミ」です。

一つのヨガポーズを通して自分と向き合う時間を設ける。
その時だけは、自分の体に集中して、それ以外の情報をシャットアウトする。
私に合うアライメントはどこだ、とミリ単位で修正しながら(もうちょっと大雑把でもいいんだけど)突き詰めていく。

ポーズ毎のゴールを各自で決めて、達成するためには何をすればいいのか探っていく。

「ヨガのポーズに正解なんてない」ということを時間をかけて理解し、明確ではなくても暫定的な答えを自己で決定し、実践する。

なんてことをひたすらすれば、そりゃ時間はあっという間なんです。
めちゃくちゃ集中するんです。

そして集中し、体と対話ができるようになると、どんどん疑問も膨らんでくる。

例えば今回のクラスで実際に出た質問は、
「よくウォーリア2などのポーズで『マットを引き裂くように』みたいなことを言われるけど、私はそういう感覚ではない。どうやって取るのが適切なんだろうか?」
とか、
「ウォーリア1って本気で左右の骨盤はそろうものなのか?」
「いつも肋骨開いてるって注意されるけど結局それってなに?」
「『胸を開いて愛を感じましょう!!』って何?!」(あ、最後のは誰も言ってないや私の疑問や)

なんて、いつもはなんとなしに流れていく先生たちのガイドや小さな疑問・違和感を拾い上げて、全部見直していくのです。

当たり前だと思っていたことを壊し、再構築していきます。
このクラスで一番多い発言は「今まで◯◯なんだと思ってた!!」というやつです。

それはなんとも楽しい時間で、あっという間に過ぎ去るのです。


というわけで……
ファンダメンタルヨガ インテンシブゼミ講座の3回目が終わりました。

ええ、終わってしまいました。

全4回のうち3回が終わってしまったわけで、、、

もう後1回しかないよ! どうしよう!
伝えたいことが多過ぎて、本当に時間配分間違えた💦
と、意味もなく足踏みしています。

講座を折り返して思うのは、
やはり受け手の皆さんがいてこそ講座というのは完成するのだな、という当たり前にして当たり前のこと。

皆さんが意欲的に質問や感想(この感想をクラス中に述べてくれるのが一番嬉しいしありがたい)を発言してくれるから、さらに実りのある講座になっているのかな、と思い、
だからまぁ、ちょっと時間は押し気味ではあるけれど、いいクラスになってるしゴニョゴニョ、、、と誤魔化しています。
最終回はしっかり巻き返しますんで!(完全に言い訳)


ヨガっていいよね!
とは、言いません。ここまでくると、
いいとか悪いとか役立つとか体に良くないとか、なんかそういう感じでは括れないものだと思うからです。

まぁだけど、ヨガって結局よく分からんけど、
ヨガをやっても何もないかもしれないけど、
それでもいいんじゃないですかね。
そういうの、この世の中にはちょうどお似合いなのかもしれないですね。

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eiko_ichikawa
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