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「オペレッタ」ってなに?「オペラ」とどう違うの?

この前、運動会でよく使われる「天国と地獄」の曲って元々なんだっけ?と思い立って調べたことを記事にしました。

よく耳にする曲は、ドイツの作曲者ジャック・オッフェンバックによって作曲された『地獄のオルフェ』の序曲の最後の部分だそうです。

『地獄のオルフェ』は、ギリシア神話の話をベースに、冷め切った夫婦関係、浮気あり、美女が大好きな神様がいたり...と言った人間模様を面白おかしく描いた作品。

どうやら「オペレッタ」という分野の一つの作品なんだそうです。

「オペラ」は聞いたことがあるけど、「オペレッタ」とは何だ?ということで調べてみました。

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「オペレッタ」は19世紀半ば(第二帝政のパリ)で「オペラ」のアンチテーゼ的な形で誕生しました。

「オペラ」は正統派、貴族向け、ヨーロッパ文化の象徴といった感じですが、「オペレッタ」は大衆向けの新しい娯楽として出てきました。

実際は「オペラ」と「オペレッタ」のはっきりとした線引きは専門家の間でも難しいとされているみたいです。

なので、今回はオペレッタにはオペラに比べてこんな特徴があるよというのをいくつかまとめておきます。

① セリフをいう場面がある
オペラは基本的には音楽と歌だけで進行しますが、オペレッタは「セリフを言う部分」と「音楽の部分」が分かれているものが多い。

② オペレッタには踊りのシーンが大事
主役が踊りながら歌うようになったのはオペレッタ。オペラは「踊り」がストーリー進行にあまり重要ではありません。

③ オペレッタはハッピーエンドが多い
オペラは悲劇。オペレッタは喜劇。と言われますが、こんなに明確な線引きはできません。オペラにも喜劇はあるし、オペレッタにも悲劇はあるみたい。どちらかといえば、喜劇が多く、内容がクスッと笑えるものが多いのがオペレッタ。

④ エンターテイメント性が高い
オペレッタは音楽よりも「演劇」の比重が高くなってきます。①の「セリフの部分」があると言うのも、「演劇」の比重が高くなってきている特徴の一つかもしれません。

ザーッと見ると、何となく、現在のミュージカルに似ていませんか?

オペレッタをもっと大衆化して、エンターテイメント性を高くしたのがミュージカルだとされています。


ちなみに私は、ミュージカルが大好きで『雨に唄えば』や『レ・ミゼラブル』、『シカゴ』『オペラ座の怪人』など大好きな作品がありすぎて挙げていくとキリがありません。

ミュージカルの前身みたいな、「オペレッタ」。

一度は見に行ってみたいなー。どこでやってるんだろ?

それでは、また!


参考文献



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