見出し画像

【R言語】はじめての変数・ベクトル

こんにちは。プログラミング超初心者のえいこ(@eiko_dokusho)です。

前回は、

・Rに数式を入れてみる
・関数を使って計算してみる
(おまけ)円周率の表示桁数を変えてみる

をしてみました。

今回はもう少し踏み込んで変数とベクトルについてちょっと勉強してみようと思います。

(少しだけプログラミングっぽくなってきました)

R言語の変数とは?

プログラミング言語の変数は数学の変数とは少し違うようです。

変数のイメージは箱

データの数値や計算式、文字列、変数などを入れておくもの。

実際に変数を使ってみます。

画像1

“<-”は「代入する」という意味です。

Rでは左側に箱(変数)を置いて、右側に箱の中に入れるもの・代入するもの(オブジェクト)を書きます。

X<-3
y<-5
z<-x+y

というかんじで、x, y, zという変数を定義しました。

で、実際にzを出力してみると”8”という計算結果が出ました。

イメージとしては、変数という箱を用意して、オブジェクト(データそのもの)を箱の中に入れる(代入する)

“<-”の形が矢印に似ているので“代入”という意味はわかりやすいかもしれません。

では、変数を置くことはどういう時に役立つのでしょう?

1. 繰り返し何度もデータを入れる必要がない
2. 一度作った変数は繰り返し使える

とのこと。まだイメージはピンときませんが、使っているうちに「こういうことか!」となることを期待しておきます。

Rといえばベクトル?!

R言語の特徴と言われているのが、ベクトルを扱えるといわれます。

数学のベクトルって↗︎(矢印)というイメージなのですが、どうやらRのベクトルとは

複数の要素を同時に操作できる

ということらしいです。

百聞は一見にしかずということで、実際にベクトルを使ってみようと思います。

画像2

ベクトルを指定する関数は小文字の”c=()”。Rでは大文字と小文字を区別するので、間違えないように注意が必要です。

vという変数の中に(1, 3, 5)という複数のデータ(ベクターを)代入します。

それぞれの要素を取り出すためには、”[]”で要素の何番目かを指定します。

今回の場合は1番目[1]は”1”、2番目[2]は”3”、3番目[3]は”5”で指定できます。

次に、数列のベクトルを作ってみましょう。

画像3

何かを並べるときには”seq=()”関数を使います。

今回は色んな等差数列を作ってみました。

これが、いつどんなときに役に立つかは不明です。が、最後の

v<- seq(a,b, length=x)

は、添加する薬剤濃度を検討するときに使えるんじゃないかなーと思ったり...

今回は、変数とベクトルをやってきました。

・箱を用意して代入する
・変数の取り扱い方
・ベクトルを用意して複数の要素を同時に操作する

ができるようになったのではないか?と思います。

次はいよいよデータを使って、いろいろやってみようと思います。

【おまけ】ベクトル=ベクターって知らなかった!

ベクトルを使うにあたって、「ベクトルって英語のスペルなんだっけ?」と調べたら...

ベクトル=vector

ということが発覚!生物系を少しかじっている方ならピンときたかもしれません。

生物系のvectorって、大腸菌のプラスミドで特定の遺伝子を強制発現させたりノックダウンしたりするのによく使われる、あれ!

よく使うプラスミドDNAとベクトルが全く頭の中で繋がっていなかったのですが、全く違うと思っていたものが繋がりました!!...知らなかった...

画像4

これ、全部同じなんですね。

要は、2つ以上の要素を含んでいる”箱(乗り物)”のことをvectorっというんですね。ってこと。

もう少し調べてみたら、

ラテン語のvehere(運ぶ)というのが語源
乗り物を表す”vehicle”も同じ語源

らしいです。

初めて知った知識なのでメモ程度に。

それでは、また!



最後までお読みいただきありがとうございます。よろしければ「スキ」していただけると嬉しいです。 いただいたサポートはNGS解析をするための個人用Macを買うのに使いたいと思います。これからもRの勉強過程やワーママ研究者目線のリアルな現実を発信していきます。