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カタカナーシで学生のボキャブラリーを知る

学生のボキャブラリーが乏しい、というのはおそらく私が学生のときから言われていますねえ。

そう考えるとどんどん言葉は減っていくんでしょうか。ジョージ・オーウェルの「1984」に出てくる「ニュースピーク」は案外現実になっていくのかもしれませんね(笑えない)。

それはともかくとして。

昨日、学生と「カタカナーシ」というゲームをしました。引いたカードに書かれたお題(カタカナ言葉)を、カタカナを使わずに説明してお題を当ててもらうというルール。

これがまた・・・!

「コンセプト」とか「レジャー」とか、まあ確かに説明しづらいのですけど、もうね、出来ないのです。「その言葉を知らない」と言い出す始末で。

あるいはまったく違う説明を始めたりするので、そうかこの学生はこの言葉をそう考えていたのか、といろいろビックリ、いろいろ新鮮でした。

面白かったのは「食べ物です」「痩せたいときに食べます」「大豆に似ています」という説明で、なんと答えが「ピーナッツ」だったこと。ダイエットしているときにナッツを食べるのか・・・!!(脂質が多いんじゃないのか。)

このゲームには「イベントカード」があり、「ラップ風に」というのもあるのですけどね。これまた意外だったのは、とてもそんなのやりそうもない学生が、このカードを引いたらノリノリで(小道具まで用意して)始めたことでした。やっぱりね、授業で見ているだけじゃ、学生のことはわからないです(キッパリ)。