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越前松島水族館

別に海好きでも海の生物好きでもないのですが、水族館にはいろいろな記憶があります。

大学生の頃に、同じゼミの仲間と水族館に行きました。ゼミ生の一人が猛烈にスナメリ好きだったのです。私はその時初めて「スナメリ」という生き物を知りました。

その後、大学の留学生と一緒に鹿児島に行く機会がありました。そのときに桜島に行ったのです。ある程度時間に余裕がある日だったのか、ちょっと時間を持て余して、「仕方なく」という気分で水族館に行ったのですよ。そしたら! こちらの期待以上にその留学生のツボにはまったのでした。特にイルカショーなんて、日本の水族館であれば、割とどこでも見るような気がするのですが、彼らの国ではそういうのないらしい。遠足の子供たちよりも数段驚いて喜んでいて、「どうしてももう一回見たい」というので、2時間後だったか3時間後だったかのショーまでみんなでおしゃべりしながら待ったことがあったのでした。そんな懐かしくて楽しかった記憶。

そこからだいぶ時間が経っての水族館の記憶も一つ。

当時の私はあまり体調がよくなくて、特に夏がダメでした。そうはいってもせっかくの夏休み。あまりスケジュールをつめこまずに、のんびりと門司港~下関あたりをぶらつくはずが、あまりの猛暑でてきめんにグッタリ。とにかく涼しいところに、と何も考えずに逃げ込んだのが海響館という水族館。ここで長い時間、クラゲの水槽の前でクラゲの遊泳を眺めながら、少しずつ体力の回復を待ったのでした。(その後、体調不良は婦人科系の疾患に原因があることがわかり、治療のおかげで今は大丈夫。)

そんなこんなで、今回の福井旅でも水族館。越前松島水族館です。

ほとんど下調べせずに行ったので、まずは敷地の広さにビックリ。大きな建物が一つあるというのではなく、こまごまと、いろんな展示館が点在しているのです。入り口でマップを渡されたものの、ろくに見もせずに本能的に動いていたので、いちいち「うわっ、こんなのがある!!」と驚いてしまいました。そういう意味では、ヘンに予備知識がないほうが楽しめますね。

マツカサウオ。よくぞこんな分かりやすい名前をつけたものだわ。

どこの水族館でも「目玉」である、大水槽はやはり圧巻。何がというわけではないのですが、なんだか引き付けられてしまって、飽きずにずっと見ていられます。これを家でも楽しみたいと思う人が、家に水槽を買って、こまごまとグッズを買って、そうして「沼」にハマっていくのだな・・・(私はずぼらだから無理)。

大水槽の中にはクリスマスツリー

ペンギン館も充実していました。カメラを構えていたら、遠くにいたペンギンがわざわざこちらに向かって歩いてきてくれるというサービスぶり(笑)。

すぐ近くまでやってきた
頭上での遊泳も見られる

そしてお約束のイルカショー!! いやー、もう、イルカのお兄さんも、お姉さんも、スゴイ(というか、イルカちゃんたちもスゴイ)。

見事なジャンプ

欲を言えば、カフェにもうちょっと工夫が欲しいこと。水族館らしいラインナップがあったらいいのに。ついでに言うと、大水槽が見える位置のカフェあったらいいのに(私みたいな客が長居するから回転率悪くてダメかな)。ショップもそれなりに充実しているものの、私くらいの「オトナ女子」のココロに響くものはあまりなかったのが残念。

とはいえ、大満足の水族館でした!