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アラフィフオーラルケア事情

4か月に一度、歯科医院で定期検診をしております。えへん。

案外そういう人は少ないみたいで、大体の人はほったらかし。痛くなったら予約を取るんだって。こまめにチェックしてもらっている私としては「こわっ」と思います。

今通っている歯科医院は、もちろん治療もするのですが、いわゆる「予防歯科」がメイン。通勤路の途中にあって行きやすいというただそれだけの理由で選んだ医院ですが、結果的に相性のいいところを引き当てた気がします。

最初に説明されたのが、台所の換気扇ですね。

換気扇って、放っておくとギトギトした汚れがついてなかなか落ちませんよね。そうなると力を入れてごしごしこするとか、強力な洗剤を使うとかしないといけません。

でも、日々の家事のついでに「さっと拭く」とやっていたら? あるいは、こまめに掃除していたら? こびりつく前の柔らかい状態であれば、そんなに苦も無く汚れは落ちるはず。

歯の汚れも同様。歯垢は時間を置くと「バイオフィルム」という強固な物質に変化するので、ブラッシングでは落とせなくなります。バイオフィルムは細菌のかたまりですから、それが歯茎の中に入り込むことで炎症になり、ひいては歯周病につながります。

つまりは日頃の歯磨きが最重要で、それでもついてしまったバイオフィルムは早めに落とすのが重要。

そんなわけで、私は4か月に1回通っているというわけです。治療じゃないから痛い思いをするわけでもないし、葉の表面もつるつるになって快適快適。

が。

年齢とともに起こるのがチカクカビーン。あ、「知覚過敏」のことね。

今日は歯科衛生士さんにいろいろ歯磨きのダメ出しをされました。いわく。

私は「磨きすぎ」なんですって。無意識に歯を磨いているから、多分同じところを何度も磨いているみたい。一カ所は一回でいいのに、ぐるっと一周してまた同じところをやっているわけ。一般的に、葉の表面の方が裏側より磨きやすいので、表面ばかり磨いている人が多いのですって。そこを意識して、スタート地点を奥歯の裏側にすることを提案されました。なるほどねえ。

あとは「ホワイトニング」と表記された歯磨き粉だと研磨剤成分が多いので、それも意識すること。研磨剤成分が多いのなら磨き方も柔らかくすること。おろしたての歯ブラシはブラシの一本一本がピンとしていて軽くブラッシングするだけで済むけれど、コシがなくなってきたブラシだと結果的にゴシゴシしてしまうので逆効果なこと、歯ブラシの硬さは一律ではなく、力の入れ具合によっても変わるので、自分の力加減と歯ブラシの硬さを色々変えてみて相性の良い硬さを探すことなど、いろいろ教えてもらいました。

幼いころは「もっとちゃんと磨きなさい」と怒られたものですが、まさか「磨きすぎです」と怒られることになるとは。人は変わるものですなあ。