マガジンのカバー画像

随想

26
取り止めのない、日々の想いをツラツラと書いていきます。
運営しているクリエイター

2018年12月の記事一覧

「めでたくもあり、めでたくもなし」

「めでたくもあり、めでたくもなし」

室町時代の禅僧 一休宗純は正月を次のように詠んでいます。
「門松や(正月や)、冥土の旅の一里塚めでたくもあり、めでたくもなし」
一体どういう意味なのでしょうか。

日本には「数え歳」という文化があります。
日本仏教の行事は数え歳を基本にする事が多いです。
それは、この世に生まれた時から生命が始まるのではなく、お母さんの体内に生命が宿った時から命を頂いている、と考えるからです。
生まれた時に1歳、そ

もっとみる