まーくんのこと-2
*この記事は以前のブログで6月中旬に書いたものです。
まーくんの最初の月命日が近づいています。
まーくんを見送ってから、まずは母親と一緒にまーくん仕様になっていた家を片付けました。
まーくんが滑らないようにと玄関に敷き詰めたジョイントマットたち。
まーくんが段差の上り下りが難しくなった時に買ってきたスロープ。
まーくんがぶつかっても痛くないようにと壁に貼りまくったプチプチ。
まーくんがハマらないようにといたるとこに設置したクッション。
まーくん危なく無いようスペースを決めて囲むようにして置いたベビーサークル。
これらはすべて、まーくんのことを必死に考えて、私たち家族が試行錯誤した証でした。
「四十九日まではここにおいておきたい」と母親が言うので、まーくんが寝たきりになってから使っていたマットは今日も窓辺に置いたままになっています。それだけで、まーくんの気配が色濃くリビングに残りました。
その他にも、まーくんが食べやすいようにとダンボールで手作りをした食器スタンドや食事介助が必要になった時に使っていたソフトスプーンもいつもの玄関の場所に置いたままにしています。それらは、どれだけしんどい中でもまーくんはごはんだけはがつがつと食べてくれ、イキイキとした姿を私たちに見せてくれた宝物だからです。
まだまだ使えそうなペットケージや未使用のペットシーツ、未開封のペットフードなどは必要としている保護団体に寄付をしました。今週のうちに、お世話になった動物病院にお礼の気持ちを伝えに行こうと思っています。
今月末までに、父親の誕生日に合わせてまーくんの写真を本にして家族の人数分作ろうと思っています。
2018年になってから私は文字通りまーくんのことで頭がいっぱいでした。
実家と一人暮らしの部屋と動物病院を毎週いったりきたりし、どうすればいいのか全くわからず、苦しくて辛くて、父親とは治療の方針について考えの違いが生じた時は喧嘩にもなりました。まーくんのしんどい姿を思い出すだけで、泣けて泣けて仕方がなくて、わんわん泣きながら家のまわりをぐるぐると一人で歩いた夜もありました。
そんな、私にとっての、まーくんとの時間も終わりに近づいてることを感じています。まーくんを見送ってからあれやこれやとしているうちは、まだ前を向けているような気持ちでありましたが、正直、今になって喪失感と迷いで胸がいっぱいです。
私はちゃんとできていただろうか。私たちは、できることをやっていただろうか。まーくんは、どれだけしんどかっただろうか。ここのところ、毎晩考えてしまいます。
かかりつけの先生に報告するために、私はいつもまーくんのしんどい姿の写真をいっぱい撮っていました。毎晩、カメラロールにずらりと並ぶまーくんを眺めながら、しんどい中でも一所懸命がんばって生きたまーくんを感じています。私はまだ自分の気持ちの行き場を見つけきれていません。でも今はこれでいいと思っています。今は、とことん、まーくんのことを思いたいです。
所定の位置にごはんがスタンバイされていなくて、「まだ?」と要求してくるまーくん。最後までがんばってごはんを食べてくれて、本当にありがとうね。
どれだけお世話をしても、いつでも救われていた。いつもいつも、助けられていたのは私の方。まーくん。
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