横浜山手西洋館を歩く(其の参)/ベーリックホール、エリスマン邸
横浜山手の西洋館を巡るのは、今回で3度目となる。
前回までの記事はこちら。
この日は36度という猛暑日、ただ暑いだけでなく湿度も高く、下手をすると身の危険を感じるような暑さだ。
そうはいっても、折角の梅雨の晴れ間なのでギアを入れ直して周って来ました。
訪問日:2024年7月4日
🔶ベーリックホール
居住者であったベリックさんは、家族が営んでいた貿易商を継ぐため25歳の時にイギリスより来日し、その後駐日フィンランド大使館の要請により領事となり、現在のベーリックホールで執務にあたったという変わった経歴の持ち主であるが、とても裕福な暮らしをしていたことが随所に窺える。
その後、第二次世界大戦となり家族とともにカナダバンクーバーに移住、日本に戻ることなく同地で亡くなっている。
横浜山手洋館で最大規模というだけあって、兎に角大きい。
建物の大きさにまず圧倒される。
そして敷地の広さにも。
エントランスから順路に沿って入ると、客間を通ってシックなダイニングが。
一度でいいからこんな雰囲気でホームパーティーに招かれたいものだ。
廊下を抜けエントランス右側の部屋に入ると、そこは広々とした空間。
なんだろう、この優雅さは、、、。
口あんぐり状態だ。
ベーリックホール如何でしたか?
広々とした緑の芝が広がる敷地にど〜んと構えた圧倒的な存在感のある建物、とても個人の邸宅とは思えないですよね?
建てた当人はここに23年しか暮らしてなかったようですが、フィンランド大使館の領事の仕事をここでこなしていたようです。
諸外国の要人たちをここに招いて歓待をしてたんでしょうな、羨ましい。
🔶エリスマン邸
館内のカフェでひと休みとしよう。
🔷Café Ehrismann
今回は、ここまで。
バテバテなので、残りは次回お目に掛かりましょう。
ぬ、ぬ、ぬ
ちょっと待てよ。
食に関する記事があまりにも少ないではないか!
イタリアレストラン「Rigoletto」に向かう予定だったが、とんでもない暑さに食欲が落ちてしまい、さっぱりした中華を食べたくなった。
かた焼きそばも自宅で食べたことだし、ここは冷やし中華を食べて帰ろうじゃないか!
またしても、懲りずに横浜中華街へ。
たまには店を変えてみようと『華正樓新館』へ向かう。
入るなり、レジに居た女性に尋ねた。
「冷やし中華ってやってますか?」
「当店では扱ってないんですよ。ごめんなさい。」
あちゃー、日本式の冷やし中華は中華街ではもしかしたら、お目にかかれないかも?と嫌な予感がよぎる。
この暑さの中だ、あれこれお店を選んでもいられない。
『萬珍樓』の店先メニューを覗き込んだ。
あったー、やっぱり萬珍樓だ。
洋館に来るたび3回目の訪問。
🔷萬珍樓本店
上半身びしょ濡れ状態だったので、クーラーの冷気がとても心地良い。
一気に汗がひいていき、臨戦態勢が整った。
これこれ、これを頂いちゃいましょう。
たまらんね~。
見ての通り、具材満載の冷やし中華だ。
ふたつの味が楽しめるが、ベテラン店員さんの話だとふたつを混ぜて掛け合わせるのが美味しいとのこと。
酸味がなく、まろやかでとても上品な冷やし中華だ。
具材ひとつひとつが楽しめる。
海老、くらげ、烏賊のそれぞれの食感、細かく刻んであるチャーシューも食べ易くしてある。
あ〜美味しかった。
🔶横濱媽祖廟
媽祖は、生き神様として崇められ今も中国の人たちの間で崇拝されている信仰のシンボル。
目を瞑り、仏像のごとく穏やかで慈悲深い顔をしていらっしゃる。
これにて、山手西洋館を巡る(其の参)は終了です。
続いて、其の肆がありますのでお付き合い頂ければ幸いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。