フリーランスという働き方は思考を自由にする

フリーランスという働き方は、思考を自由にする。

フリーランスのススメ。

今回のコラムでも「フリーランスのススメ。」と題しまして
〜美容師は個人で最強を目指すべき〜ということをテーマにして、フリーランス美容師の流儀を、私見たっぷりにお届けしていきます。

新しい美容師の働き方の提案として「フリーランス美容師の教科書」を書きました。

美容師はもちろん、美容師を志す人にも読んでいただきたい内容となっています。

今回は、「フリーランスという働き方は、思考を自由にする。」についてお伝えしていきます。

フリーランスという働き方は、思考を自由にする。

最近、以前よりも増して様々なイベントに参加するようになりました。
それは、美容業界に限らずいろんな分野に関心が持てるようになったからです。
では、なぜそうなったかといいますと?
フリーランスとなり自由な働き方をしているからなのです。

会社に勤めているところは、時間に拘束されていますので土日のイベントなどは参加すると言う選択肢もありませんでした。
しかし、自分が好きなようにスケジュールが組めるようになった今は、面白そうなイベントや楽しい事は真っ先にスケジュールに追加できるようになりました。

そうなると、いろんなことに興味が出てきますので活動の幅が広がったり楽しみが増えたにします。
それを繰り返していると普段は考えないようなことをたくさん考えるようになりますし、頭が前より柔軟になったような気がします。

そのかわり、ストレスには弱くなっていったような気がしています。自分の考えで行動するようになると少しのストレスでも見逃せないようになるんですよ。
書類などで提出する必要がある面倒な事務手続きなどです。

電車通勤などもストレスでしょうね〜。無駄なことばかりの会社に今勤務したとしたら、すぐに辞める自信があります(笑)

逆に、ストレスを感じなくなっているとしたら、それは危険なことかもしれません。どんどん無駄な事や自分の意に反することを受け入れることになるからです。

我々は、小さい頃から協調性の大切さを教えられ…それは、社会人になってからも変わりません。

私は、人と違う考えをいつもするので進学先や働き方、結婚観なども一般的では無いようです(笑)

一般的な考えって何なのでしょうね〜?

これからは、一般的とか協調性とか考えすぎるのではなく、自分の好きなように自由に仕事もプライベートもしていけばいいと思うんですよ。

何かに囚われすぎる必要はありません。今あるものがなくなったもしても、また始めればいいじゃないですか。その過程の中で気付きがあるものですよ。

「人生は、一度きりだから好きな事をやろう」みたいな言葉をよく聞きますが…この考えが腑に落ちているのなら素晴らしいことだと思います。

私は最近、分かるようになった言葉があるんですよ〜。専門学校の時の恩師がいつも言っていた言葉なんですが

「やったもん勝ち」

これを、先生は口癖のように言ってたんですよ。当時は「取り敢えず練習しなさい」みたいな意味で受け取っていたのですが、今思う「やったもん勝ち」はひと味違いますね。

やった事がないとこは、やってみないと分からないし、チャレンジする事で得られるものは沢山ある。

みたいな感じですかね〜。まーシンプルに、楽しそうだったらやってみれば?
といったニュアンスが今は近い気がします。

フリーランスなんか正にそうですよ〜。やったもん勝ちです。会社に勤めて働く意味なんか今後はどんどん無くなっていきますよ。

事業をはじめるとしても、ハードルは下がっていますからね。そして、その事業の改善のスピードも個人だと格段に速くなります。会社だと無駄なことが多いんですよ。会議や手続きなどです。

折角の良いアイデアも、進めていくうちに途中で止まってしまい上手く立ち上げまで行かない。と言った経験は、皆さんあると思います。

これが、個人でやるとPDCAの回転が直ぐにできるんですよ。
はじめは上手くいかないものでも頑張って続けていれば、上手く出来るポイントが出てきます。
その線みたいなものをブレイクすると、次の段階に行くので今度はそこで改善していければいいんです。

先ずは、やり出すこと。そして、結果が出るポイントまで続けること。その結果を分析して改善すること。

シンプルに言うと、これがPDCAです。
この流れが分かって体験すると腑に落ちてきます。多分。

1番の障害は、やりはじめる時に出てくるでしょうね〜。スタートしたら後は続けて改善していくのみです。

マラソンに例えると分かりやすいかも知れません。

フルマラソン42.195kmを、完走するという目標をたてます。

走り出すまでが1番時間がかかるんですよね。やらなきゃな〜と思っていても…なかなかスタートする事ができないのって不思議ですよね。きっと人の本能的に、新しいことに対するチャレンジには、壁となる何かが立ちはだかるようにできているのでしょう。

そして、今日なのか1年後なのかは分かりませんが走り始めたとしましょう。走り出したらはじめは辛いこともあるでしょうが、走り続けているうちに走り方のフォームであったりペース配分が感覚として分かってきて調整されていきます。フルマラソンを走りきる頃には、一通りのペース配分や走り方を熟知することになるでしょう。

そして、マラソンを振り返って改善点を見つけ出し、改善していくといった感じになります。

この一連の経験は、実際に走ってみないと分からないんですよね。走ったこともないのに、色々と言ったところで仕方ありません。
今はじめてるのも、先延ばしにするのも自由です。
先ずはやってみて、改善していく。

「やったもん勝ち」ですね。

スマートコントラクト

ブロックチェーンがもたらす技術にスマートコントラクトというものがあります。スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で結ばれる契約のことで第三者を介さなくてもその契約自体が信用できるというものです。

スマートコントラクト(smart contract)を直訳すると賢い(=smart)契約(=contract)という意味になります。スマートは「スマートフォン」のスマートと同じですが、「自動化」と考えるのが分かりやすいです。つまりスマートコントラクトとは契約の自動化(自動実行される契約)といえます。ここでいう「契約」とは、書面上で作成された契約のみをさすのではなく、「取引行動全般」をさします。つまりあらゆる契約行動をプログラム化し、自動的に実行しようとするものがスマートコントラクトです。

身近な例で言うと、銀行間での送金は銀行の信用のもと取引されますがスマートコントラクトでは、銀行を介さなくてもその処理自体が信用されているという仕組みになっています。

そうなると…銀行や不動産などが要らなくなると言う訳なんです。

これは、極端に聞こえるかもしれませんがブロックチェーンの革命とはそういった概念なのです。

つまり、中央に管理者を置かなくても回る仕組み。より分散化された組織のことです。英語だと"Decentralized"といい日本だと非中央集権とも言われます。

その非中央集権化されるためのkeyになるのが、スマートコントラクトなのです。

スマートコントラクトが色々な場所で、実装されると手続きは楽になりますよ〜。
今までの紙と印鑑の契約に変わり、電子での契約がどこかの組織を介さなくても完結できるようになります。ストレスフリーですしデータの改竄も嘘をつくことも出来ないようになります。

なぜなら、スマートコントラクトがそのような仕組みになっていて一度記された契約は、変更することなくずっとブロックチェーン上に残り続けるからなのです。

スマートコントラクトが、実装されると社会が変わりますよ。便利になりますし不正もできないわけなのでよりクリアな取引ができます。不動産契約などで変に足元を見られることもなくなるんですね〜。

今までのグレイだった部分が、すべてクリアになる感じです
そうなると困る人達が出てきますよね?
今現在、利権を握っている人達です。色んな圧力がスマートコントラクトやテクノロジーの発展を阻止しようとしてくるでしょうが、イノベーションとは人の想像をこえてくるものです。

きっと、より良い未来が早い段階で来ることを期待してやまないです。

Q&Aコーナー

こちらでは、読者の方に頂いた質問に対して答えていきます。
※参考になるため、過去の質問も載せてあります。

【Q】
フリーの美容師さんと雇用の美容師さんの違いって?後どうやってフリーの人見つけたらよいのでしょう?

A.フリーと雇用の違いは、会社が責任をとるか自分で責任をとるかの違いです。 フリーの美容師さんをみつけるには、インスタやブログなどのSNSで検索するのが1番でしょう!

【Q】
フリーで美容師をするメリットとデメリットについて教えてください!

A.フリーで美容師をするメリットは
・自由な働き方ができる
・料金設定や使う材料など自分で決める事ができる
デメリットは
・社会保障費を自身で負担する必要がある
・集客などを会社に頼ることができない

【Q】
結婚されてますか?

A.未婚です‼︎

【Q】
ぼちぼち京都に遊びに来ませんか?

A.桜の頃には、京都に遊びに行こうかと‼︎

【Q】
もし一からフリーランスで美容師をするとしたら集客はどうしますか?

A.自身のブログを立ち上げ、美容師としての技術やサービスを紹介しインスタやTwitter、Facebookなども使い情報を拡散します。
何より大事なのはお客さまに満足してもらうことなので…ご来店頂いたお客さまに最高に満足して帰ってもらうように努め、その内容をブログにアップしていくという感じです。

【Q】
これからの集客は、どのようになっていくのでしょうか?このまま集客サイトを続けるべきか迷っています。

A.これからは、個人をメインにした媒体が主流になるでしょう。ブログやInstagramのようなSNSなどは最適ですね。
集客サイトを使ってらっしゃるという事は、ある程度その集客サイトから、利益が出ている事だと思います。
その為、その集客サイトをすぐに辞めるのではなく、少しずつ個人へとシフトしていくべきだと考えます。
会社や組織だと難しい部分もあるとは思いますが、時代の流れには逆らえないですからね。

【Q】美容師になって3年目ですが、この先仕事を続けていけるか不安です。どうすればよいでしょうか?

A.美容師3年目という事は、アシスタントだと思います。この先に不安を感じていらっしゃるようなので現状に不満があるのでしょう。解決策としては上司や社長に不安を打ち明けてみることです。先輩方は一度アシスタント時代を経験しているので悩みを分かってくれるかも知れません。それでもダメなら辞めて他の仕事をするか、違う環境で働く事も1つです。私自身もアシスタントの時転職していますが、一度美容師を離れたからこそ、美容師という仕事の素晴らしさに気付きました。
現状を変えるためには、何か行動する必要があります。よい報告をお待ちしております。

【Q】根本の部分があまり分かっていないので申し訳ないのですが、フリーランスというのは面貸しの働き方ということですよね?
集客については、働かせてもらうお店にもよるとは思うのですが、基本的に個人の集客手段はsnsになってくるのでしょうか?
初歩すぎてすいません。

A.フリーランスというのは、会社に雇われていないという事で、はじめは個人事業主として登録して確定申告をしたり社会保障費なども自身で負担するといったものです。
美容室でフリーランスというと、
・自分で集客する
・美容室に集客してもらう
この2つの働き方があり美容室によっては、お店が集客したお客さまを担当してもらい売上を折半するという形も多くあります。自身で集客する場合は、SNSが中心となるでしょう。

【Q】フリーランスになる美容師さんはシェアサロン等に契約するかたがほとんどなのでしょうか?

A.フリーランスになる美容師さんは、はじめは美容室と契約する方が多いでしょう。フリーランス美容師といっても様々な働き方があります。その働き方は、自由でありご自身のライフスタイルにより自由に決められるのです。それが、フリーランスの真骨頂なんですよ。美容室と契約する以外にも、ご自身でフリーランスの美容室を経営して、そこで同じフリーランス美容師さんと「サロンをシェアする」という形も考えられます。しかし、この場合は、ご自身がオーナーとしてサロンに立つのは控えた方が良いと思っています。何故なら、ご自身のサロンだとどうしても他の美容師さんと横の関係ではなくなってしまうので、自由な空気感が無くなってしまい結果的にフリーランスの美容師さんの居心地が悪い空間になってしまうからです。その為、現場には行かず、不動産投資の感覚でご自身のフリーランスサロンを開く方が良いでしょう。何にしても、フリーランスとして自由な視点で働くことで視野が広がり新しいご自身に驚かれることでしょう。

【Q】確定申告の仕方はどこでどうやって教わったのですか?

A.確定申告の仕方は、基本的にはネットで検索してやり方を調べました。マネーフォワードなどのサイトでも分かりやすく説明してくれています。そして、どうしても分からない事などあれば、国税庁の相談ダイヤルに電話して税理士さんに聞いていました。
税理士さんに聞いても経費計上などで、グレイな部分は意外と多くあります。
よく、「何が経費になるの?」と聞かれたりしますが美容師で言うと、仕事に関する出費は経費として計上するという単純なモノなんです。

【Q】確定申告は、どのようにされているのでしょうか?

A.現在、確定申告は自分で行なっています。
今までは、顧問の税理士さんに頼むというのも一般的で情報なども少なく、本などを見ながら知識を収集するといった感じだったんです。
今は、MFクラウドなどネット上で経費の管理をして確定申告も思っているよりも簡単にネット上で用紙も作れてしまいます。
分からない事は、ググればある程度理解できます。
それでも、分からなければ国税庁の相談ダイヤルがあるので相談してみると良いですよ。

【Q】 こんにちは。コラムを読んでの質問なのですが、勤めるという働き方。海外ではフリーランスが一般的だと聞きましたが日本はいわゆる「勤める」型ですよね。この差って何なのでしょうか?また日本で浸透していない現状は何なのでしょうか?

A.こんにちは。働き方が国によって違うのは税制や法律が大きく関係してきます。「フリーランス」が一般的な国もあれば、日本では会社に「勤める」型が一般的になります。
日本の一般的な税制では、給料から税金が天引きされていて、確定申告も自身で行わないので税制に関してあまり知らないという方も多いでしょう。
その為
フリーランスとして独立した時と、会社に勤めている現状でどちらが自身の収入に対してかかる税に関して有利なのか?という計算をしようという観点自体がない方が多いという事です。
後は、
日本の美容業界では、美容学校に通い美容師免許を取得し美容室に就職するというレールが敷かれているからという点がフリーランスが浸透していない原因となるでしょう。

ご質問や感想お待ちしています

このコラムでは、美容師が個人で最強を目指すために何が必要なのかを
毎回、様々な視点から私見たっぷりにお伝えしていきます。

また、こちらのコラムにて質問も受け付けております。
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フリーランス美容師の教科書

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新しい美容師の働き方の提案として「フリーランス美容師の教科書」を書きました。

美容師はもちろん、美容師を志す人にも読んでいただきたい内容となっています。

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