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かながわ観光CMコンテスト振り返り

自身の作品受賞結果


動画スキルを上げるために始めたCMコンテストへの応募活動。

各キャンペーン結果が続々と発表されています。

「これが正しいCM作成のやり方ですよ」と言わんばかりに、その制作工程を紹介していました私ですが、

グランプリどころか佳作にもひっかからない有様です。

正直、凹みました😅

振り返る理由

ですが、なぜ落選したかを自分の中に落とし込んでこそ、身になるもの。 となかば開き直っております。

この結果をも自分の糧にし、いつの日か、「受賞しました!」と発表できるまで、やり続けようと思います。

ということで最初に応募したかながわ観光CMコンテストの受賞作品を見ながら、結果検証をしたいと思います。

グランプリ

グランプリはこちらの応募作品でした。​

各審査員のコメント

「私はこの作品を見て、まず山が光を帯びて、いきなり江戸時代に、そしてさらに昔の時代に、フィードバックされるようなそんな気分になりました。そういった中で、一つ一つ魅力を比較し、その魅力を我々視聴者に訴えかける、そういった作品が、一番私としては心惹かれました。」

「大山の歴史や文化、その魅力を我々視聴者に出かける観光地としての見所などをコンパクトに紹介して1分という限られた時間の中で、わかりやすく盛り込んでいる点が好印象でした。また浮世絵を使って江戸時代の大山詣りの紹介を行ったり、大山名物の駒の回転をケーブルカーの風景映像への場面展開に使用するなど、見る人を引き込む工夫もなされていました。特に最後のあぶり神社下社からの絶景をタイムラプスで表現してるシーンは圧巻でした。」

「この作品は作り手の、大山に対するリスペクトを感じました。信仰の山という切り口で、大山の歴史的背景や魅力を、浮世絵や美しい映像を使って伝えることに成功してると思います。この動画をきっかけに一人でも多くの人が訪れる場所になること願っています。」

グランプリの検証

というか感想ですが、、

「そうきたか」
初めて見た時、そう感じました。

実写アニメーション、合成処理が使用されており、今までの応募作品と一線を画す印象を受けました。

そうした合成処理が、押し付けがましくなく、しっかり大山の魅力を伝えるために使われていること。歴史、文化、風景を伝えるためのアニメーション、タイムラプス、ドローンであることが、見ていて違和感無い理由だと思いました。

テーマが大山。かながわ観光地の中では比較的マイナーなエリアですが、観光CMコンテストでは、過去にも受賞テーマとなっています。その辺のセレクトも良いです。

やりたい演出、撮影手法、編集と作り手のエゴで作品のテーマ、ストーリーに関係なく取り入れがちです。
取り入れること自体は他の作品と違いをわかりやすく出すテクニックですが、大事なのは、

メッセージを伝えるための有効な手法

その点注意したいと改めて感じました。

その他受賞作品の共通点

優秀賞

特別賞

佳作

特徴として、ナレーションがしっかり入っており、

映像のみならずメッセージもはっきりと伝わるものに仕上げてあること。

その点が過去作品と比べて大きな変化だと思うます。
もちろん、過去作品同様、観光のCMということもあって、一眼レフ、ドローンなどの撮影で美しい映像を使っているのは変わりありません。映像美については、個人の機材の進歩もあってそんな差がない、寧ろ基本になりつつ流のかと思います。さらに一歩踏み込んだメッセージ性が重要なのでしょう。

踏まえ作品をもう一度見直す

以上受賞作品と比較して、自分の作品をまた作り直すとしたら、

・ナレーションによるメッセージ追加
・エリアの魅力をもっと描写する

この2つ。
今回、「ワンチケ海外、かながわ」と電車にフォーカスしすぎて湘南エリアの観光地としての魅力が、他の受賞作品と比較して、あまり紹介できてませんでした。
また、「ハワイ旅行キャンセルで落ち込んでる主人公が、湘南に行って元気になる」というストーリーがメインになってしまい、観光地CMという本来の目的と、少しずれてしまったんだと思います。

この点は、戦略〜シナリオ作成の工程で気付くべきでした。

また編集工程で、ナレーションを入れるひと工夫、足りなかったかな、とも思います。スマホ世代の今の映像は、絵を見なくても音でストーリーがある程度わかるもの。音の情報量が上がってきてる気がします。

まとめ

まずは、入賞しなくでも凹まず振り返ることが大事ということ。

グランプリは実写アニメーションなど凝った映像手法を、「大山の魅力を伝える」というCMのそもそもよ趣旨にしっかり合わせて有効に編集、活用されているところが優れている。

その他受賞作品も、同様観光地の魅力を伝える美しい映像描写、さらにナレーションを活用してしっかりメッセージが伝わる構成になっている。

自分の作品に足りない部分としては
1.観光地の魅力を伝える描写(そもそもの趣旨からずれてしまっていた)
2.ナレーションなど音を使ったメッセージを伝えるひと工夫
の2つ。

今後の作品に活かしていきます。



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