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僕が英語を始めた時のこと②

就職活動について、苦戦を強いられて夏場まで就職活動を続けるようになったと、昨日お話しました。

そんな僕は、就職活動に苦戦する中で「英語学習をしてこなかった後悔」を抱えるようになります。

僕の大学では、多くの学生が就職活動を意識して、大学3年あたりからTOEICの学習に励み始めます。僕もそんなうちの1人で、大学3年次にコロナ禍で暇だったので、本屋でTOEICの単語帳を買いました。

ただ当時は学習もまったくはかどらず、TOEICも抽選でしか受けられなかったので面倒くさく、結局なにもしませんでした。これにより、大学4年までTOEICを受けたことのない21歳男性が1名、誕生です。

就職活動が本格化しても、「この時期から英語学習したところで意味がない」と自己完結し、英語に触れることはありませんでした。別に後悔もしていませんでした。ただ、各選考の面接内容とか全然覚えていないのに、ある面接官の言葉が今でも忘れられず、その出来事が僕にとって転機となりました。

それは、大学4年の5月当時、一番行きたかった企業の三次面接を受けた時です。
「この会社で将来的に何に挑戦したいか、成し遂げたいか」
といった類の質問をされました。これは想定内の質問でした。
僕は堂々と
「今後、全社的に力を入れていく海外事業に挑戦したいです」
と答えました。これも想定通り。

この時、今振り返ると当たり前の質問ですが、僕にとって転機となる質問が飛んできます。
「TOEICの点数は空欄になっているけど、英語を勉強しようとは思わなかったの?」
正確な表現までは覚えていないですが、海外事業を目指すことと現状の取り組み状況の乖離を突っ込まれたことを、覚えています。

当時の僕はとっさに言い訳がましい回答をしましたが、妙にその言葉が心に突き刺さりました。最終的には不採用になるわけですが、その結果に関係なく、響きました。

「なぜ自分は今まで、英語に挑戦してこなかったんだろう」

自分に問いかけました。実は大学2年の時、一度短期留学に興味を持ったことがあります。これはオーストリア出身の従兄弟の父親の影響が大きかったですが、結局この時はほかの物事を優先し、実現せず。就職活動の時も同様、単語帳を買って終わり。その割には、大きな会社の花形的なイメージがある海外事業は、興味がある。自分の言動の矛盾が、むなしく感じました。

そんな虚しさを感じながら8月まで続ける就職活動は、とてもしんどかったです。ただこの2ヶ月、なんとか自分と向き合って前に進む中で、ある気持ちが芽生えてきます。

「変わらないといけない。何か変えないといけない」

このようなことを強く思ったのは、あの時期が初めてです。そして自らが変わる、自らの人生を変えるきっかけとして、「英語」が頭に浮かびました。

「なぜやってこなかったんだろう」と嘆くくらいなら、これから挑戦すればいい、いや挑戦したい。そう思うようになりました。

気づいたら僕の中で、
「就職活動をなんとか乗り越えよう、そして新たに、英語学習に挑戦しよう」
という決意が固まっていきました。

明日に続く


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