海に心があるとしたら。

画像1 海に心があるとしたら、僕らが流したその涙に、何を想うのだろうか。
画像2 それとも海は僕らの涙を、遠く恋しがるのだろうか。失くした何かを想うのだろうか。
画像3 海は何を見ているだろう。空、それとも雲、それとも流れる風のささやきと私。
画像4 透き通る風はメロディで、波音は優しい海の歌声。海は私に寄り添って、幼い私の涙を欲しがる。
画像5 海は静かに泣いてくれる。私ときっと同じだと、心と一緒に泣いてくれる。
画像6 涙が海に帰ったとき、僕らはそれに気づきもせずに、いつしか笑顔で海に会う。海に心があるかのように。

最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一