仕事という名の戦争と同じ戦士。
怒りのような感情が、私の中で込み上げたとき、私はまわりの誰かの表情を見るクセがある。こんな思いを抱いているのは、はたして私、だけなのだろうか?と知らないうちに、心でそう思うからだ。
これはもう昔のこと。
競争店との販売競争が激しかった頃のこと。
そのとき、ある上司が、ひとりの若い社員を叱っていた。いや、正確に言えば、ただ、いじめているだけだった。学校でも会社でも、やっていることはあまり変わりはしないのだろう。
それは週に1度、従業員がみな集まる、朝礼でのことだ。その上司