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走り続けた5年。一筋の光が見えた「オープンイノベーション」という市場 ~2021年振り返りと2022年に向けて~

eiicon compnayの中村 亜由子です。

「価値ある出会いが未来を創る」というビジョンのもと、コンサルタント部隊と、プラットフォーム「AUBA」・メディア「TOMORUBA」を組み合わせながら、オープンイノベーションの浸透+オープンイノベーション実践支援を生業としています。

2017年2月に「AUBA」(旧eiicon)をローンチして4年と10カ月。
2021年12月の今、改めて「価値ある出会いが未来を創る」と強く強く思えているのと、
微力ながら「日本のイノベーション創出」に寄与できている実感が湧いていることをnoteに残しておこうと思います。
そして、胸を張って紹介できる自慢の仲間たちと共に居られることを幸せに思っています。

読んでみて、興味を持ってもらえたら、ぜひご連絡ください。
もしあなたの人生とリンクする可能性があるなら、eiiconで共に戦いましょう。

1)起業〜立ち上げ成長

パーソルからの資金を無事確保できたのは、2016年。
思えば私1人の執念から始まりました。

当時、私の中に強く濃くあったのは異様な「危機感」。
このままでは日本は死んでしまう。
起業のきっかけはごく私的なことでしたが、
調べれば調べるほど靄が濃くなっていく感覚、えも言われぬ不安感と、
この日本の「停滞」をオープンイノベーションで解決できるに違いないという使命感に強く掴まれていました。

たくさんの素敵な技術や、優れたノウハウ・プロダクトが「イノベーションのジレンマ」に陥っている。日本中が、このジレンマの中にいる。
「オープンイノベーション」という最良のツール・方法がグローバルでは認められてきている。
日本には合っているやり方のはずである。
早く浸透させねば、そうすれば日本の経済、イノベーションはきっと変わる‥!!
そんな思いに突き動かされていました。

2016年10月、共同創業者となる富田直と、田中みどりの合流。
3人で背中を合わせながら走り出す日々が始まりました。

何が苦手とか、何ができないとか、そんなものはもう大切ではなくて。
「何を成すか」そのためにどうすればいいのか、に支配されながら走り続けました。

親会社からの資金投下の条件としてeiiconは「2年以内に単月黒字」、これがチェックゲートでした。
私たちは、2017年2月末にAUBA(旧eiiconプラットフォーム)をロンチし、
2018年11月に単月黒字を達成します。2期目には1億の壁を超えました。

一つマイルストンに置いていた、4,000社もリリース1年10カ月で突破。ちなみに2021年12月の今現在は22,000社のご登録をいただけるまでに成長しました。

2)コロナ禍に直面したこと

ですが、必死に走り続け、走っても走っても「まだまだ」を痛感する日々。
これを超えたらもう少し「オープンイノベーションが浸透している」状態を創れていると言えるんじゃないか、というKRを定めては、走り、超え、超えても「これじゃ浸透してるとは言えない・・」と繰り返す日々。

山を登っていて、下から見たらすごく高いし、あそこからの景色は違うに違いない!と思って必死に登るのにいざたどり着いたら、「景色、下とほぼ変わってない!!!!」を繰り返しているイメージでしょうか。

それでも着実にジリジリと、少しずつ登っている手ごたえは感じている中、
気づけば、2020年。

コロナ禍に直面しました。

eiicon事業はイノベーション・新規事業創出の有効な手段・ツールとして
オープンイノベーションという手法を展開・支援をしてきていました。

未知のウィルスの到来に「備え・守り」のモードが全国に広がり、
日本中の「新規事業」が一瞬静まりかえりました。

eiiconは小さなcompanyです。その一瞬の静まりに大きく影響を受けました。
創業以来、見たことのない前年対比割れの月が続きました。

焦りました。

「オープンイノベーションが日本のイノベーションを変えられる」。
そう心から信じていました。
でも、事実として、数字は前年対比割れをし、低速飛行をしている。

「キャッシュを抑えねばならない」。

でも、開発は止めない。絶対に止めない。
当時、私たちはリニューアルのための改修・改築に対し、我々にとっては大きい金額を投下していました。蓄積してきたノウハウを詰め込んだ、バージョンアップ。
これは絶対にやり遂げる。やらないと、ここまでやってきた意味がない。

そして、採用は止めない。絶対に止めない。
少しずつ山を登る中で、見えてきた「イノベーションの勝率」。
オープンイノベーションが手段だからこそ、ノウハウ・コツ・ポイントは合って、それが可視化できはじめていました。
この属人的ではない支援のカタチが見えてきたタイミングで、一気に採用の強化を始めていました。
この仲間集めをやめることは、リビングデッドを意味する。

開発と、社員。
このふたつだけは絶対に止めないことを決め、他のキャッシュをギリギリまで絞りました。

ビジョンを達成すること、そのために生き残ることにずっと必死でしたが、
この時、人生をかけて守りたい仲間がいる、守りたい船があることに強く気づかされました。

3)組織拡大と市場の拡がり

2020年、リニューアルを無事敢行。事業としても、結果的には大きなシュリンクはせず、前年対比、98%程度のシュリンクで踏みとどまりました。
全員が一丸で「1にも2にもどんな時もオープンイノベーション浸透」に突き進んだ結果でした。

2020年末、いつのまにか受注金額はギネスが毎月塗り替え続けられるほどに拡大していました。
2021年、嘘のような快進撃が始まりました。

仲間が倍になりました。

それでも追いつけない、支援させていただける企業数・自治体数が増え続けました。
そしてリニューアルを敢行した、AUBAも活況を呈しはじめました。
パラレルで大きく分け3つのソリューション領域での仮説とその実証を繰り返し、「オープンイノベーション浸透」が初めて、見え始めました。

「オープンイノベーション支援サービス 満足度」「新規事業支援サービス 満足度」「共創実績が豊富な会社」でNo.1も獲得できました。

2020・2021は、オープンイノベーション市場において分水嶺でした。
大きな要因の一つはコロナ補正予算。これによって、イノベーションに使われる公的な資金が増え、圧倒的に顕在オープンイノベーション市場が拡大しました。
オープンイノベーションに直に触れた人が増えたことで、有用性が少しずつ証明されだしました。
波紋から潮流になっていく流れをまさに感じました。
私たちは、今、その波の中にいると言えると思います。現時点

でeiiconは前年度の200%以上の成長を更新し、さらに更新を続けています。

やめなくてよかった。
あきらめなくてよかった。

必死に走り続けることは相変わらずでしたが、
合間合間の出張の飛行機の中なんかで、ふと、そんな想いがよぎることが増えました。

諦めるつもりなんて毛頭なかったけど、
そんな思いがよぎることが、自分の不安を顕しているようでした。

実はこのnoteを書こうと思ったのは、
昨日、4回ほど涙を飲み込んだからです。(笑)
昨日は、今年から始めた半期に1回のeiicon awardという表彰式と、
エンタープライズ事業部が音頭を取って開催してくれたcompany全体の年末締め会がありました。

倍になった仲間が、皆、eiiconのコアバリューを自分の言葉で語る姿。
私以外のたくさんの人が、
eiiconが成したい世界観を本気で自身が成したい世界観として語っている姿。
もうみんなが笑ったり、楽しそうにしている姿をみるだけで、最後のほうは泣けました(笑)

■eiicon company の6つのコアバリュー

私にはできないことがたくさんあります。

eiiconを立ち上げてから、
「できなくてもやる必要があればやる」として生きてきましたし、
「何としてもやる」力はついたと思いますがそれでも、
それが「出来る」人には適わない。

いつの間にかeiiconは
たくさんのいろんな「できる」を持ったプレイヤーが集まった組織になっていて
「日本中にオープンイノベーションを浸透させきる」、という共通のビジョンを持ち、そのために「できる」ことを発揮しながら、やるべきことをやるプロ集団になっていました。

とても強い組織になっていました。
わたしは、この人たちが心から大好きだし大切だと思いました。

4)2022年真の勝負の年のはじまり

2022。オープンイノベーションはまだまだ拡がります。
2022・2023が真の浸透の年。
やっと見えてきたこの光で照らす領域を増やす、そして日本全土をオープンイノベーションで照らす。

今月、爆速の事業計画を引き直しました。
来年。さらに仲間を増やします。
私たちの事業に少しでも興味を持っていただけたら、ご連絡ください。
共に戦う仲間を待ってます!!!

eiicon company 中村 亜由子

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eiicon companyではこれからの<eiiconのコア>を一緒に作ってくれる仲間を募集しています。少しでも興味をお持ちの方は、ぜひこちらからエントリーください!


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