イルカたちの棲む島 御蔵島
野性のイルカを見たことがありますか?
水族館でイルカのショーを観たことがある方は少なくないと思います。
でもそれは、人間の手によって飼われているイルカ。
海で泳ぐ野性のイルカを見たことがあるという方は、そう多くないと思います。
有名なのはハワイで、イルカを見るために片道7時間の飛行機に乗られる方もいるくらいです。
ハワイまで行かなくたって、野性のイルカを見られる場所、実は日本にあるんです。
見るだけじゃなくて、一緒に泳ぐことだって出来る。
野性のイルカの棲む島、御蔵島(みくらじま)をご紹介させて頂きます。
御蔵島は、伊豆七島の1つです。
伊豆七島、聞き慣れない言葉かもしれません。
伊豆大島(いずおおしま)や八丈島(はちじょうじま)が有名ですが、御蔵島はその1つ。
順番的には6番目で、三宅島(みやけじま)と八丈島の間にある島です。
※近い順に伊豆大島〜利島(としま)〜新島(にいじま)〜神津島(こうづしま)〜三宅島〜御蔵島〜八丈島
伊豆という名前がついていることから、静岡をイメージされるかもしれませんが、全ての島が東京都に属しています。
ですから、島で走っている車は基本的には品川ナンバー。
島で働いている警察官や学校の先生は、東京都で採用されて、期間限定で島に派遣されています。
御蔵島は、伊豆七島の中でも小さな島で、原生林に覆われた周囲16.4kmの島に、175世帯319名が住んでいます(2019年10月1日時点)。
御蔵島へのアクセス方法は①東京の竹芝桟橋から東海汽船が運行している大型客船に乗る②お隣の三宅島か八丈島から東邦航空が運行している小型のヘリに乗る、の2択です。
観光で島を訪れる人は基本的には大型客船を使いますが、外洋を7時間掛けての船旅のため、無事船が島に着くかどうかは天候や海況に大きく左右されます。
着岸率は、海況の穏やかな4月〜10月は60〜90%くらい、海の荒れやすい11月〜3月は20%〜60%くらいです(広報みくらを参照)。
夏場は海況こそ穏やかですが、台風シーズンでもあるため、一度台風が発生すれば、2〜3日船が出ないなんてこともザラ。
3度目の正直ならず、4度目5度目のチャレンジでようやく島を訪れたという方も居るくらい、秘境的な場所でもあります。
この御蔵島で、野性のイルカと一緒に泳ぐドルフィンスイムツアーが行われています。
主観ですが、観光で島を訪れる人の9割以上がドルフィンスイムが目的ではないでしょうか(他には釣りやトレッキングなど)。
エコツーリズムの協定により、ドルフィンスイムが可能なのは毎年3/15〜11/15と決められています。
ウェットスーツ無しで快適に泳げるのは7月中旬〜9月末頃で、黒潮が当たっていると水温は30度近くまで上がり、透明度もグンと上がります。
この黒潮の中でイルカと泳ぐのが本当に気持ちいいんです。
黒潮の時期のドルフィンスイムの動画があるので是非ご覧下さい。
https://youtu.be/FjlveEdlDsE
※9分以上と長い動画のため、90秒程度に編集予定
どうでしょう。
今すぐ船に飛び乗って島へ行きたくなりませんか。
僕はなります。
この野性のイルカの棲む御蔵島と、御蔵島で行われているドルフィンスイムについて、次はもう少し詳しく書いてみようと思います。
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御蔵島
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