最首 英裕

株式会社グルーヴノーツ 代表取締役社長 AIx量子コンピュータを実務に利用できるクラ…

最首 英裕

株式会社グルーヴノーツ 代表取締役社長 AIx量子コンピュータを実務に利用できるクラウドサービス「MAGELLAN BLOCKS」を開発・提供。

マガジン

  • a way to be free

    極私的な。極至近距離な。

  • be Groovy

    ビジネスは、社会との関わりで成立しています。変化する社会が、ビジネスの変化を作る。

  • ノート 鉛筆 プログラム

    プログラミングに関するカジュアルな話題を時々書きます。

最近の記事

small board(sinker board)に乗るコツ

ぼくは体重が69キロなんだけど、使っているボードは44リットル。当然ながら体重を支えるだけの浮力はなく、ボードにまたがるだけで沈んでしまう。沈んでしまうくらい小さいボードということで、sinker boardとも言われています。 こんな小さなボードに乗ってるのは、その方が扱いやすいし、意外かもしれないけど、微風でも走りやすい。なによりも、大きなボードでは味わえなかったような感覚があって、とても楽しいからです。 とはいえ小さなボードに乗れるようになるのは、かなりの苦行。ぼく

    • 無駄の無いタックのキモ

      翌日に、ここまで筋肉痛になるのは珍しい。とにかく背筋と腹筋が痛い。つまり昨日は、とても充実していたってことなんだけど。 そして昨日の愛宕浜。予報通り朝から吹いた。 風速計で計ったら、アンダーが6メートル、ブローで10メートル超え。 そしてこの日は、先週気づいたタックのwingハンドリングについての確認をしたくて、ひたすらタックしまくった。 結局タックというのは、風上に向かってターンするので、風に対する抵抗を最小限にして走るのが、当たり前だけどとても重要だ。 しかも、

      • なぜ大規模なシステム開発は失敗するのか

        みずほ銀行のトラブルがなかなか収束しない。開発段階から、業界内ではプロジェクトの様子が話題になっていた。人類が過去作り上げた最も巨大な建造物「クフ王のピラミッド」よりも、多くの人月をかけて作られていることとか。開発しても開発してもうまくいかず、解消するために次々開発していること。そのため無限に人が必要になり、業界でブラックホールプロジェクトと呼ばれていたこと。劣悪な労働環境で、プロジェクトに参加しているエンジニアは疲弊していること。 伝え聞いているだけだけど、ダメになる要素

        • DXと経営

          ぼくは経営者なので、考えていること、気になっていること、将来なりたいと思っていること、疑問に感じていること。そうした全てのことを、社員や顧客と共有し、共感を得て、考え、共に行動するのが役割だ。 言葉というものは、ガラス細工のように脆く、しかも見る角度によって表情を変えてしまう。だから、できるだけ文章にするようにしている。言葉で伝えるだけでなく、文字で書き留めて伝える。 とはいえ文字にすると、印象がせばめられる可能性がある。それが好ましくなければ、絵を添えたり、写真を加えた

        small board(sinker board)に乗るコツ

        マガジン

        • a way to be free
          14本
        • be Groovy
          18本
        • ノート 鉛筆 プログラム
          1本

        記事

          Foil Wing タッキング練習

          今日の風は、陸地から離れた沖合に流れていた。そして、その風が唯一吹き込むのが、唐津西の浜。ここは愛宕浜と同じく基礎練に最適の場所。 で、練習テーマは、タッキング。 タッキングの入り口は、やっぱりトーサイドタック。回転軸が体の正面にあること、ターン後にヒールサイドになること。そんなもろもろのことがあり、取り組みやすい。 今回も、まずトーサイドタックから入ってみたら、なんか前回より簡単にできてしまった。一番の違いは、タックに入る前にイメージができていること。体の入れ方、Wi

          Foil Wing タッキング練習

          引き剥がされていく福岡の海

          風を使ったスポーツをしていると、風速計を使わなくても風がわかってくる。たった1メールの違いでも。たとえば風速4メートルと5メートルは、肌にあたる感覚や音が違う。そして遠くに入っている風も、海面の状態で見えてくる。 波も、ひとつひとつ違う。遠くの海のどこかで、海面に吹き付けた風がうねりを作り、目の前に吹く風が風波を立て。潮汐が大きな動きを作る。 海に出ると、こうしたわずかな変化を体中で感じて、使う道具や、今日やることを考える。それが、海を相手にするということ。 今年の夏。

          引き剥がされていく福岡の海

          Foil Wingが変えた海の風景

          今日も海の中道。これまで海に出る時は、オンショア(海風の状態。何かあっても浜に流れて戻ってこれる)の場所ばかりを選んでた。カイトやってる人は、みんなそうだと思うけど、何度も怖い目に会いながら腕を磨いてきたわけで。だからオフショアコンディション(陸風の状態。つまりトラブルと、沖に流されやすい)だったりすると、海見るだけでトラブルをイメージしちゃって、身震いがするくらいおっかない。でも、Foil Wingに慣れてくると、これまでと限界値が違ってて、今まで避けていた場所やコンディシ

          Foil Wingが変えた海の風景

          オフショアコンディションでFoil Wing

          南西の風予報の土日。海の中道に向かった。 到着してしばらくは、力のない、安定しない風だったけど、しばらくしたらいい感じで吹き始めた。 風は矢印のように吹いていて、最初は下側、博多湾側で乗ってたんだけど、外海があまりにも綺麗だったので、途中から外海で乗った。 カイトだったら怖くてできないようなオフショアの風。Foil Wingだと不安感なく乗れる。(クロスオフだからね。トラブっても右側に流れていけばなんとかなる。) とはいえ博多湾では自由に乗ってたのに、外海では同じ場所

          オフショアコンディションでFoil Wing

          Clubhouseのコアは一体何なのだろうってことから考える

          COVID-19の感染予防で世界的に広まったリモートワークと都市封鎖。要するに人との接触を避けてということなわけで、そうなると社会的動物である人間はフラストレーションがたまる。 そんな状況にClubhouseは、よく適合していた。またたく間に広がり、みんなおしゃべりを楽しんでいる。 そんな社会的テーマとは別に、技術的にClubhouseというサービスは、どのようにできているのかを考えていたら、ちょっと衝撃的なことを知ってしまった。 情報の出どころは、スタンフォード大学。

          Clubhouseのコアは一体何なのだろうってことから考える

          空と 風と 海と 仕事

          リモートワークの良さは、移動がないこと、仕事の切り替えが早いこと。そして、仕事の合間、目の前の海にすぐ出られること。 浜に出ると、サイドの風、5メートル。流される心配の少ないWingなので、思い切って堤防を出た。これまでカイトで来ることの多かった愛宕浜。トラブルが怖くて堤防を出ることはほとんどなかった。なので、愛宕は練習用スペース。でもこうやって外に出れば、とても広い海。 そして先日から練習メニューに入れ始めたタック。一回だけ、はじめてリフトしたまま綺麗にタックできた。そ

          空と 風と 海と 仕事

          JR九州との変革の取り組みについて

          今日、JR九州との取り組みが発表された。 生物学に、共進化という言葉がある。同じ場所に生育している異なる種類の生物同士が、お互いに何らかの影響を及ぼしあって共に進化していくという考え方だ。そう。進化は単独では起きにくいが、お互いに影響を及ぼし合う相手がいると格段に速度が上がる。 ぼくたちは、この共進化という考えを大切にしている。 ぼくたちは福岡の会社だ。ぼくたちにとって地元の会社は、自分たちが進化していくために必要な共進化をする大切なパートナーなのだ。ビジネスで成功する

          JR九州との変革の取り組みについて

          フォイルは、なぜアップ性能が高いのか

          風が吹くという予報だったのに、直前予報からだんだん怪しくなり、ついに今日は微風の一日となってしまった。 そんなコンディションでも、なんとかなるかもと思えてしまうFoil Wing。 時々吹くブローを掴んでなんとか走れはした。同じ場所でSUPをやっていた人、Wind Surfingをやっていたらしく、Wingにも興味があるとのこと。 ぼくがあまりにも微風でリフトして走っていたので、浜に戻って休憩していたらやってきて、「ほとんど無風だったのに走っていてびっくりした」。いや、

          フォイルは、なぜアップ性能が高いのか

          サービスビジネスを考える人のために(IT的に考える限界費用ゼロモデルについて)

          最近、顧客と話をしていると、サービスビジネスの拡充について相談されることが多くなった。 単に商品を販売するだけでなく、商品を取り巻く生活や顧客体験全般にかかわることで、顧客ロイヤリティの獲得と、継続的ビジネスの獲得を狙うというコンテキストだ。 商品は、もう商品単独では存在せず、商品が置かれる風景や顧客体験、生活やライフスタイルの中でこそ意味を持つ。多くの人が望んでいることはそういうことであり、この感覚を理解できなければビジネスが成立しない時代なのだとも言える。 そして顧

          サービスビジネスを考える人のために(IT的に考える限界費用ゼロモデルについて)

          ClubhouseとZoom/Meet/Teams

          Clubhouseをやりはじめる人が増えている。最初の招待枠が2名なので、パンデミック的に言うと実装再生産数が2(その後も招待枠は付与されるので、実質的には2を超えているのかもしれない)なので、COVID-19よりも遥かに高い感染力だから、評判になっている限り、枠が2でも一気に広がるのは間違いない。 さてこのClubhouseをIT的に見ると、UIや様々な機能に特段の独自性があるのではなく、通信処理の部分にエッジが効いていることがわかる。 こういうリアルタイム性の強い双方

          ClubhouseとZoom/Meet/Teams

          シンギュラリティを超えた社会

          明治維新によって、幕藩体制は崩壊し、職業としての武士は無くなり、さまざまなところで変化が起きた。武士は解体され一部機能は軍人という形で残ったが、生まれながらの身分というものが大きく崩れ、新しい形の社会が動きはじめた。そして、この変化は、過去に戻ることなく進んでいった。 変化というのはある一定のラインがあって、そこを超えるともう元に戻ることがない。つまり変化には、後戻りできない特異点(シンギュラリティ)がある。明治維新は、そのシンギュラリティを一気に超える現象だったのだと言え

          シンギュラリティを超えた社会

          Wing Surfingで走り出すために

          Wingでスタートするにはどうしたらいいのかについて説明。 ちなみにWing Surfingという呼び名は、最近f-oneがそう言うようになったので合わせてみた。 Wingのボードには、ボードから垂直についたマストの先にフォイル(水中翼)がついている。マストは70センチを使う人が多いけれど、最初は60センチくらいから始めるのがやりやすい。ぼくは85センチが好き。福岡の海は海面が荒れることが多いので、85センチ位あると荒れた海面を難なく乗りこなせる。 マストがある程度の長さ

          Wing Surfingで走り出すために