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無駄の無いタックのキモ

翌日に、ここまで筋肉痛になるのは珍しい。とにかく背筋と腹筋が痛い。つまり昨日は、とても充実していたってことなんだけど。

そして昨日の愛宕浜。予報通り朝から吹いた。

風速計で計ったら、アンダーが6メートル、ブローで10メートル超え。

そしてこの日は、先週気づいたタックのwingハンドリングについての確認をしたくて、ひたすらタックしまくった。

結局タックというのは、風上に向かってターンするので、風に対する抵抗を最小限にして走るのが、当たり前だけどとても重要だ。

しかも、ヒールタックはデッドゾーン直前までwingを使えるけど、トータックはタックの入り口から推進力を失ない始める。

例えばレギュラースタンスの場合だったら、前手となる右手だけでwingを持っている状態からはじまる。なので、できるだけwingを風の抵抗にならないよう、うまくポジショニングする。この時、右手をできるだけハンドルの前側にずらして、うまくニュートラルな状態にする。こうやってwingが暴れず、抵抗のほとんどないニュートラルなポイントに置いて、できるだけwingをキープするようにする。

順番から言うと、タックの入りでwingを両手で頭上に持ってきてフラットな状態にする。ここをちゃんとやっておくと、右手だけのハンドリングがすごくやりやすくなる。

そしてタックしながら右手だけでニュートラルをキープ。この時、右手は前目に置く。この前目に置くというのは結構重要で、膝を曲げてカービングの姿勢と同時に行うと、結構強くブローにあおられても失速せずにタックできる。せっかく綺麗にタックに入れたのに、突然のブローで押し戻されたりとかの状態になっても、負けないで続行できる。

こうしてwingを風にぶつけないポジションをキープし、風にあおられない姿勢ができれば、失速しにくくなるので余裕を持ったタックができる。

ヒールタックの場合は、デッドゾーン直前までwingを使って加速し続ける。そしてwingを切り替える時は、あまり急いで切り替えず、頭上でフラットな状態になるのを意識してwingを移動させる。

トータックは、フラットな状態が少し続くのだけど、ヒールタックは流れの中でいったんフラットにする感じ。

こうすることで、wingが風にぶつからず減速を最小限に抑えることができるだけでなく、切り替えタイミングを若干遅らせることで、デッドゾーンを完全に越えたところで切り替えることになり、wingに風が入りやすくなる。

ヒールタックがうまくいかない時に多いのは、wingを切り替えるタイミングが早すぎることと、wingを風にぶつけてしまって一気に減速するからだと思う。ぼくの場合、この2つに気づいて改善したら、ヒールタックからの再加速がやりやすくなった。

以前は、デッドゾーンを完全に越えてから切り替えるために、タイミングを気持ち遅らせるようにしていたんだけど、それよりも切り替える時にwingを頭上でフラットな状態にするのを心がけるようにした方が、気持ちよくきまるようになってきた。フラットな状態を心がけると、素早く切り替えるという感じではなく、気持ちゆったりと切り替えているような感じになるので、動作もブレがなくなり安定してくる。そして、ブローに負けないタックができるようになってきた。

そんな気付きを強く意識できるようになって、面白くてひたすら練習しまくっていたんだけど、だんだん集中力が切れてきて、なんか疲れてる感じになってきた。ほとんど休まず乗ったからなのだろうけど、まだ14時。おかしいなぁ。とは思ったけど、考えてみたら今日は9時から乗ってた。つまり5時間ぶっ通しだった。

そりゃ集中が切れるわけだ。

とりあえず、今日までの気付きをメモしておく。
しかし、NoteにWingのことを書くのは8ヶ月ぶりだった。
ようやくタックができるようになったのを書いて途切れてたけど、8ヶ月でだいぶ上達できた。

そして来週は、おまちかねの九十九里だ。


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