05/12

間食しない、1日目。できた。朝食の後にちくわをつまみたくなったが我慢した。えらい。手頃なお菓子がなかったのでちくわに目をつけたわけだが、ちくわを食べたいかと自分に聞いてみたらそうじゃなかった。私が食べたいのはお菓子。今はいつか食べる美味しいお菓子を全力で味わうための準備期間。それを忘れないようにしよう。ひとりで取るカロリーは無意味。いつか誰かと取るカロリーのために。それは家族と食べる和菓子かもしれないし、好きな人と食べるパンケーキかもしれない。大親友と行くスイーツパラダイスかも。いずれにせよ楽しい光景が浮かぶ。そのための我慢なのだ。私にできないわけがない。そんなわけで今日は食以外の部分を充実させることにした。いつもの家事を終わらせた後、いつもならお菓子を食べている時間。間食はしないと決めたので、いつもに流されないよう、今日は雑誌を読む時間にしてみた。最近買った雑誌『Casa BRUTUS 岡本太郎とあいみょん』を読む。今までの私は恥ずかしながら雑誌を読む習慣がなく、写真をざっと見て本棚に入れていた。読み物と言うよりは写真集のようなイメージ。好きな俳優が出ていれば買って保存する、みたいな。でもこれは読まなきゃいけない気がした。大好きな太陽の塔が特集されていたから。太陽の塔を実際にこの目で見た時、麓に立って塔を見上げた時、何故か目から涙が一筋溢れた。大きいなぁ、と泣いた。こんなにも大きい塔と私。自分はいかにちっぽけな人間なんだなと思い知らされたというか、自分が悩んでいたことなんてどうでもいいなと思えたというか。そこからの人生がいい意味でどうでも良くなった。好きなことしたいなと思った。私の人生のターニングポイントになった太陽の塔。実際に見て感動して、何回か足を運んで、それだけでもう十分だと思っていた。でも作られた経緯や歴史、岡本太郎がどんな人物であったか、実はよく知らない。いつかちゃんと知りたいなと思っていた。そんな中でこの雑誌が発売され、更に最近好きでたまらないあいみょんもいて、最高すぎるなと思った。店頭で見かけた時、すぐにレジでお金を払っていた。特集を最初から、一文字も逃さずに読んでいく。興味深い話ばかりで時間があっという間に過ぎていった。続きは明日。いつか岡本太郎ゆかりの地へ足を運びたい。一緒にいる誰かに説明できるくらいの知識を付けよう。今日もなにもない一日だった。

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