03/14

私はミニマリストになれない。かといってマキシマリストのままで居たいわけじゃなく、ちょうどよくなりたい。ちょうどよリスト。ミニマリストに興味があったのでYouTubeなどを見てみたが、段々と悲しい気持ちになってしまった。何に囚われてるんだろうと思った。モノに囚われた生活から脱した彼ら彼女らは、それで自由になれたわけでは決して無く、見えない何かに囚われ続けているなと思った。ミニマリストの人の話を聞いていると、いい生活ってなんだろう、自分にとってのいい生活とは、と問われているような気がしてくる。一種の洗脳のような、これをそのまま実行したら確かに生活が変わるだろうなと思う。でもそれを自分の生活の中から生まれる感情ではなく、人に影響されて考えなしに実行したら何か取り返しのつかない過ちに繋がってしまう気がする。結局のところ自分で答えを見つけなればいけない。私にとってのいい生活とは何か。動画を見て悲しくなったことはひとつの手がかりで、私はミニマリストに向いていない。これだけは確実に言える。ネガティブなことばかり言っていると誰かに怒られそうなので補足しておくと、ミニマリストの人の話を参考に生活を変えた部分はたくさんある。毎日選ぶのが面倒だった仕事着を同じ服に統一してみたり、家具や収納の規格を揃えてみたり。やり始めてから前よりいくらかスッキリとした生活になった。もうちょっとスッキリさせるにはどこを削れるか今考えている。きっとこれを限界まで考え続けている人がミニマリストで、全く考えていない人がマキシマリストになるんだろうな。それぞれがそれぞれに趣深い。私は両方をいいとこ取りして、ちょうどよく考えながら、ちょうどよリストを目指そうと思う。せっかく自分の生活だし、楽しみながら少しずつ答えを作っていこう。というわけでそろそろグッズを断捨離したい。グッズTシャツは着る機会がないものばかり、タオルは使わない未来しか見えないのに捨てられない。ロッキン2016のTシャツは背面のHoshino Genというたった10文字のせいで捨てられないし、ツアーTシャツにはその日の想いが乗っているので捨てられるわけがない。そういったグッズが増えてきたので、最近はグッズを買わない選択をしているが、昔のグッズを捨てられたら今のグッズを買えるなと悩みもする。これの答えはいつ見つけられるかな。今日もなにもない一日だった。

(1000字)