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【英文記事に挑戦 No.784】世界最速の wheelbarrow

【この記事の内容は】

TOEIC専門塾「英語屋」講師が書いています 
・英文記事やウェブページから「TOEIC的」でありながら「大人が興味を持つようなネタ」を探してご紹介。
・読解問題もご用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。
・一番最後には、簡単な和訳と解説も。

【Pre-Reading】

今日ご紹介する記事の主役は、ズバリ、wheelbarrow!多くのTOEIC受験者にはおなじみのこの単語ですね。ご存じない方も、今日の記事を読めば覚えられるはずです。

まず、通常の wheelbarrow と言えば、こんな感じ。

発音も聞いてみましょう。(ウィウ・バロゥ)に近いです。

TOEICでは、パート1(写真問題)で、工事現場やお庭などの写真に登場します。でも今回の wheelbarrow は motorized (モーター付き)。記事を読んで、ぜひ内容を確認しましょう。

【問題に挑戦】

Q: 世界最速の wheelbarrow について、その発明家は何と言っている?

(A) 実は乗るのは恐ろしい
(B) 38年前に構想が浮かんだ
(C) 仕事で使っている
(D) 英国で発売する予定だ

↓ 記事はこちら

記事を読んで、問題を解いてから次に進みましょう。

【Side stories】

日本語では 手押し車、もしくは 猫車(ねこぐるま)と呼ぶようですが、英語の wheelbarrow と私のファーストコンタクトは TOEIC でした。米国・英国の留学先でも見たことがなかったので、話題にしたこともありませんでした。

日常生活に登場する機会が少なそうなのに、なぜTOEICには出るの?と不思議に思っていたのですが、これは人によるみたいですね。別の講師の方からは「イギリスの田舎ではよく見ましたよ~」とうかがいました。

TOEICのおかげで出会った単語は、ほかにもたくさんあります。そんな単語と TOEIC以外のところで出会うと、なんかうれしいですよね。今日の記事も、そんなふうに楽しんでいただけたらうれしいです。

【正解&和訳】

Q: 世界最速の wheelbarrow について、その発明家は何と言っている?
 (A) 実は乗るのは恐ろしい

If you need your gardening done in a hurry,
 もしあなたが急いで庭仕事をやってもらう必要があるなら、
mechanic Dylan Phillips is your man to call.
 機械工のDylan Phillipsこそ、呼ぶべき人です。

He has just set a Guinness World Record for the fastest wheelbarrow
 彼は、最速の猫車としてギネス世界記録を打ち立てたばかりです、
after clocking speeds of 52mph (84km/h)
 時速52マイル(84km)という計測スピードで
during Straightliners Speed Week 2024
 Straightliners Speed Week 2024というイベントの間に。
at Elvington Airfield in Yorkshire.
  (英国)ヨークシャー州のElvington Airfieldにて、

👆Dylan Phillips というのが、世界最速の wheelbarrowの発明家だとわかりましたね。続きを読みましょう。

(前略) Dylan completed two runs through a speed trap on the 100m course
 Dylanは100メートルの走路で、2走行のスピード計測をやり遂げた
in the machine that's part wheelbarrow, part scrap scooter.
 一部が猫車で、一部が廃車となったスクーターから作った機械で。
He said: "It’s uncomfortable and it’s terrifying.
 彼は言った「乗り心地はよくないし、怖いんだよ。
Slowing down is the issue - it's only got brakes at the front.
 減速が課題だね。前にしかブレーキがないから」。

84キロものスピードで、ブレーキに不安があるなんて、そりゃ terrifying(恐ろしい)に決まってますね!ここから (A)実は乗るのは恐ろしい が正解だとわかりました。

もう少しだけ、続きを読みましょう。

Like many other madcap ideas,  
 多くの別のアホらしい思い付きと同じ様に
the plan to go for the world record was dreamed up in the pub.
 世界記録に挑む計画は、パブの中で考えられた

"I ended up building the wheelbarrow for fun. (中略)
 「最終的にはお遊びでその(モーター付き)猫車を作ったんだよ。
"So it was just a case of finding out that the record existed and
 そして、その世界記録が存在するとわかったもんだから、
then deciding to actually do something with this idiotic thing that I’d built."
 それで決めたんだ、この自分で作ったバカげたもの(=猫車)で、実際に何かしてみようって」。

パブで飲んでいるときのノリで始まったプロジェクトだったようですね。バカバカしいものに本気で取り組むのは楽しそう!

私も、何か思いっきりアホらしいことをやりたくなってきました・・。


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