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【英語は鉄道と重ね合わせて覚える】5、駅を建てるのが先か、レールを引くのが先か考えよう!


 鉄道の建設に携わると考えたときに、あなたはまず、何から作っていこうと考えますか?


 駅でしょうか?それともレールを敷いて線路を作るのが先でしょうか?


 これは、その方によって計画の立て方は違うと思います。そのため、正解も不正解もありません。


 僕は、車掌になる前は新幹線の保線業務に携わっていました。上越新幹線には本庄早稲田駅という駅がありますが、僕が入社した2002年にはまだ駅はなく、線路だけがありました。


 それから、だんだんと工事が進み今の形となったのです。そう考えると、線路が先に敷いてあってその後から駅舎を建てても、なんら問題はないことがわかります。田町〜品川駅間の高輪ゲートウェイ駅も同様ですね。


 このように、英語の学習場面で考えてみても、何から手をつけていいのです。単語から覚えてその後にフレーズにしていくのもありですし、その逆でもありです。


 英語の覚え方は人それぞれですので何からスタートしても構いません。しかし、そうであれば早く効果が現れる方が良いと思いませんか?


 そこでポイントとなるのが、手を付ける順番です。先ほど本庄早稲田駅や高輪ゲートウェイ駅の話をしましたが、それらは鉄道の営業運転を開始した後で利用者や地域の方々のご要望などから追加されたと考えた方が良いです。


 もしあなたが英語を習得するのなら、最初からある程度のレベルまで一気にいってしまった方が効率がいいでしょう。これを読んでくださっているあなたは、英語ペラペラになりたいと思っていると思います。

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 そのような場合は、単語を先に覚えるのではなく、ある程度まとまったフレーズを先に覚えて、その後に単語の理解をした方がとても効率が良いのです。


 確かに英語は単語を知らなくては意味がわかりません。しかし、単語をいくつも覚えても、その繋ぎ方がわからない方が圧倒的に多いのです。


 僕の周りで英語が思うように話せない人たちの共通の口癖があります。それは、「英語は相手が何を言っているのかは理解できて日本語では答えができているのに、自分の口からフレーズが出てこない。」ということです。


 僕はこれを聞いて、「なるほどな!」と思いました。勉強し始めの僕も同じ経験があるのですが、このような方は、単語自体は理解しています。しかし、会話で必要な文法を会話の中で活かせていないのです。


 この点に気づいた日から僕は単語から覚えるのではなく、フレーズを覚えていくようにしました。最初は例文を丸暗記して、自分の使う場面にあった単語を入れ替えていったのです。

 するとどうでしょう!知らず知らずのうちに文法も身に付いていたのです。


 例えば、数学の難しい計算式があって一生懸命始めから解いていって、やっとの思いでできたと思っても、どこかで計算式を間違えてやり直した経験はありませんか?


 しかし、一度も回答を示してもらった段階でそれを見ながら解いていくのは意外と簡単です。そうなんです。最初から答えを知っていれば、考える時間も短縮できるのです。


 英会話は、単語を組み立ててフレーズにできる人がエライとかありません。結果的に目の前の人と会話ができたら良いのです。その点に気づけたあなたは、次のステップが見えてきたということかもしれませんね。

出版本の表紙

●タイトル
「車内アナウンスに革命を起こした「英語車掌」の英語勉強法」
●ISBN 13 :9784860645946
●ISBN 10 :4860645944
●出版社:ベレ出版
●価格:¥1,300+税
●発売予定日:2019.9.11
●Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4860645944/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_GzWdDbASP2B41

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